シナリオ: ログの分析
ログ・データをログ・アナリティクスに送信します。
このシナリオでは、ログ・グループおよびコネクタを作成します。コネクタ(コネクタ・ハブ)は、ログ・データを処理してロギングからログ・アナリティクスのログ・グループに移動します。
必要なIAMポリシー
このシナリオの設定
設定はコンソールで行うと簡単です。または、Oracle Cloud Infrastructure CLIまたはAPIを使用して、各操作を自分で実行できます。
コンソールの使用
この項では、コンソールを使用してログ・グループおよびコネクタを作成する方法について説明します。
トラブルシューティングに関するヘルプは、コネクタのトラブルシューティングを参照してください。
タスク1: ログ・グループの作成
ログ・アナリティクスを使用して、ログ・グループを作成します。手順は、ログ・グループの作成を参照してください。
この例では、ログ・アナリティクスを使用してロギングから作成したログ・グループにログ・データを送信するコネクタの作成を、コンソールを使用して順を追って説明します。この例では、コネクタによってVCNフロー・ログがフィルタ処理されます。
- ナビゲーション・メニューを開き、「アナリティクスとAI」をクリックします。「メッセージング」で、「コネクタ・ハブ」をクリックします。
- サービス・コネクタを作成するコンパートメントを選択します。
- 「コネクタの作成」を選択します。
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コネクタの作成ページで、ログ・グループになるようにVCNフロー・ログをフィルタ処理します:
- 「コネクタ名」に「VCNフロー分析」などと入力します。
- 新しいコネクタを格納するリソース・コンパートメントを選択します。
- 「コネクタの構成」で、ログ・データをログ・グループに移動するソース・サービスおよびターゲット・サービスを選択します:
- ソース: ロギング
- ターゲット: ログ・アナリティクス
- 「ソース接続の構成」で、VCNフロー・ログを選択します:
- コンパートメント: VCNフロー・ログ・データを含むコンパートメント。
- ログ・グループ: VCNフロー・ログ・データを含むログ・グループ。
- ログ: VCNフロー・ログのログ・オブジェクト名。
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「タスクの構成」で、ログ・データをフィルタ処理して、拒否されたトラフィックに絞り込みます:
- プロパティ: data.action
- 演算子: =
- 値: REJECT
特定のポートまたはアドレスの拒否されたトラフィックに関心がある場合は、さらにフィルタを追加します。たとえば、プロパティdata.destinationPortまたはdata.destinationAddressを選択します。
- 「ターゲット接続の構成」で、フィルタ処理したログ・データを送信するログ・グループを入力します:
- ログ・グループを含む「コンパートメント」を選択します。
- 「ログ・グループ」(作成したログ・グループ)を選択します。
- ポリシー(サービス・コネクタを作成または更新するためのアクセス権で必要)の作成を求められた場合は、「作成」を選択します。
- 「作成」を選択します。
CLIの使用
この項では、CLIを使用してログ・グループおよびコネクタを作成する方法について説明します。
APIの使用およびリクエストの署名の詳細は、REST APIのドキュメントおよびセキュリティ資格証明を参照してください。SDKの詳細は、SDKおよびCLIを参照してください。
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ログ・グループを作成します: コマンド・プロンプトを開き、
oci log-analytics log-group create
コマンドを実行します:oci log-analytics log-group create --display-name "<display_name>" --compartment-id <compartment_OCID> --namespace-name "<namespace_name>"
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コネクタを作成します: コマンド・プロンプトを開き、
oci sch service-connector create
コマンドを実行します:oci sch service-connector create --display-name "<display_name>" --compartment-id <compartment_OCID> --source [<source_in_JSON>] --tasks [<tasks_in_JSON>] --target [<targets_in_JSON>]
トラブルシューティングのヘルプは、コネクタのトラブルシューティングおよび通知のトラブルシューティングを参照してください。
APIの使用
この項では、APIを使用してログ・グループおよびコネクタを作成する方法について説明します。
APIの使用およびリクエストの署名の詳細は、REST APIのドキュメントおよびセキュリティ資格証明を参照してください。SDKの詳細は、SDKおよびCLIを参照してください。
次の操作を使用します:
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CreateLogAnalyticsLogGroup: ログ・グループを作成します。
CreateLogAnalyticsLogGroupリクエストの例post /20200601/namespaces/<namespaceName>/logAnalyticsLogGroups Host: loganalytics.us-phoenix-1.oci.oraclecloud.com <authorization and other headers> { "compartmentId": "<compartment_OCID>", "displayName": "My Log Group" }
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CreateServiceConnector: コネクタを作成します。
CreateServiceConnectorリクエストの例POST /20200909/serviceConnectors Host: service-connector-hub.us-phoenix-1.oraclecloud.com <authorization and other headers> { "compartmentId": "<compartment_OCID>", "description": "My connector description", "displayName": "My Connector", "source": { "kind": "logging", "logSources": [ { "compartmentId": "<compartment_OCID>", "logGroupId": "<log_group_OCID>", "logId": "<log_OCID>" } ] }, "target": { "compartmentId": "<compartment_OCID>", "kind": "loggingAnalytics", "logGroupId": "<logging_analytics_log_group_OCID>" }, "tasks": [ { "condition": "data.action='REJECT'", "kind": "logRule" } ] } }
トラブルシューティングのヘルプは、コネクタのトラブルシューティングおよび通知のトラブルシューティングを参照してください。