統合の管理
Fusion Applications環境と統合されているサービスを検出および管理します。
環境をプロビジョニングすると、追加のサービスがプロビジョニングされ、Fusion Applicationsと統合されます。これらのサービスは、アプリケーションの機能を拡張します。プロビジョニングされる追加サービスのセット数は、お客様が購入するサブスクリプション(またはSKU)および環境のタイプ(本番または非本番)によって異なります。環境管理の統合機能を使用すると、これらの追加サービスを単一のインタフェースから検出および管理できます。
環境のプロビジョニング後に、サブスクリプションを購入した場合、Oracle Fusion Data Intelligenceとの統合を追加できます。
統合サービスへのアクセス
Fusion Applications環境を管理できるポリシーには、自動プロビジョニングされた統合サービスの表示およびサービス・インスタンスの管理権限が含まれます。環境管理のポリシーをカスタマイズする場合は、統合サービス・インスタンスの操作に必要なステートメントが含まれていることを確認してください。
Fusion Applications環境の作成時に統合サービスがプロビジョニングされると、環境をプロビジョニングするユーザーも統合アプリケーションのサービス管理者に設定されます。サービス・インスタンスを管理できるポリシーでは、サインインしてアプリケーションを使用するためのアクセス権は付与されません。統合アプリケーションにユーザーを追加するには、「統合アプリケーションのユーザーの管理」を参照してください。
Fusion Applicationsで自動的にプロビジョニングされるサービス
サービスがプロビジョニングおよび統合されるのは、購入したサブスクリプションおよび環境タイプ(本番、テストまたは開発)によって異なります。統合サービスは、Fusion Applications環境と同じリージョンおよびコンパートメントにプロビジョニングされます。次の表に、自動プロビジョニングされた統合サービスおよび含まれるサブスクリプションを示します。
サービス | プロビジョニング先 | 環境 |
---|---|---|
Oracle Digital Assistant | ERP、セールスとサービス、HCM | 本番と非本番 |
Oracle Visual Builder Studio (VB Studio) | ERP、セールスとサービス、HCM | 1つのインスタンスは、テスト環境にプロビジョニングされます。 |
Visual Builder Cloud Service (VBCS) | Enterprise、PremiumおよびPartners Cloud ServiceのSales & Service | 本番と非本番 |
Oracle Integration Cloud (OIC) | 許可およびライセンス | 本番と非本番 |
統合サービスの表示
環境の詳細ページの「統合」パネルには、Fusion Applications環境にプロビジョニングされたサービスが表示されます。「統合」パネルから、次のことができます:
- 環境と統合されているサービスのリストを表示します。
- 統合サービス・インスタンスの詳細に直接ナビゲートし、統合サービス・インスタンスの管理タスクを実行できます。たとえば、デジタル・アシスタント・サービス・インスタンスの詳細にナビゲートして、インスタンスをモニター、構成および管理できます。
- アプリケーション・サービス・コンソールを使用するためにログインできるアプリケーションに直接リンクします。
統合を表示するには
- コンソールのユーザー・インタフェースのステップバイステップ・ガイドに従います: 「概要」ページの「ガイド付き学習」で、「統合」タイルを見つけて「詳細の表示」を選択します。タスクを実行するためのステップバイステップの支援が提供されます。任意の時点でタスクを終了するには、「閉じる」を選択します。ガイド付きタスクをクローズまたは完了した後、ガイド付きタスクに関するフィードバックを送信できます。
- コンソールで次の手順を実行します。
- 環境にナビゲートします。「アプリケーション・ホーム」の「自分のアプリケーション」で、「Fusion Applications」を選択し、環境名を選択します。環境の詳細ページが表示されます。
- 環境の詳細ページの「リソース」で、「統合」を選択します。環境と統合されたサービスおよびアプリケーションが表示されます。
- サービス・インスタンスを表示または編集するには:統合の名前を選択します。サービス・インスタンスの詳細ページにアクセスするには、サービスを操作する権限が必要です。詳細は、統合サービスへのアクセスを参照してください。サービス・インスタンスの管理の詳細は、次のサービス固有のドキュメントを参照してください。
- アプリケーション固有のコンソールにアクセスするには: 「アプリケーションURL」を選択してアプリケーションにアクセスします。クラウド・コンソールへのサインインに使用した資格証明で自動的にログインするか、サインインを求められます。サインインするには、アプリケーションのユーザーとして追加する必要があります。Fusion Applications環境をプロビジョニングした場合は、サービス管理者として自動的に追加されます。その他のユーザーを追加する必要があります。ユーザーの追加については、サービス固有のドキュメントを参照してください。
Oracle Fusion Data Intelligenceとのセルフサービス統合
Fusion Applications環境のプロビジョニング後、Oracle Fusion Data Intelligenceとの統合を追加できます。
前提条件
Oracle Fusion Data Intelligenceに統合を追加する前に:
- Fusion Applications環境がバージョン23B以降であることを確認します。バージョンは、環境の詳細ページのヘッダー情報に表示されます。
-
Oracle Fusion Data Intelligenceの要件を確認します。
-
テナントのルート・コンパートメントに次のポリシーを追加します:
Allow any-user to {ANALYTICS_WAREHOUSE_ATTACHMENT_CREATE} in tenancy where request.principal.type = 'fusionenvironment'
このポリシーにより、Fusion ApplicationsとOracle Fusion Data Intelligenceの統合が可能になります。ポリシーの作成方法の詳細は、ポリシーの作成を参照してください。
Fusion Data Intelligenceとの統合を追加するには
- 環境にナビゲートします。「アプリケーション・ホーム」の「自分のアプリケーション」で、「Fusion Applications」を選択し、環境名を選択します。環境の詳細ページが表示されます。
- 環境の詳細ページの「リソース」で、「統合」を選択します。
- 「Fusion Data Intelligenceの追加」をクリックし、「続行」を選択して確認します。
- 「インスタンスの作成- Fusion Data Intelligence」フォームのフィールドに入力します。これらのフィールドの入力の詳細は、「統合Oracle Fusion Data Intelligenceインスタンスの作成」を参照してください。
インスタンスの作成が完了した後、ドメイン管理者は、インスタンス・プロビジョニング・プロセス中に作成されたFAWシステム・グループにユーザーを割り当てる必要があります。Oracle Fusion Data Intelligenceグループの詳細は、グループについてを参照してください。
統合のデタッチ
いくつかのサービスは、ご使用の環境に自動的にプロビジョニングされます。これらのサービスは、Fusion Applicationsが正しく機能するために必要です。これらの統合を表示し、サービス固有のコンソールに直接リンクすることはできますが、デタッチすることはできません。デタッチできるのは、セルフサービスでプロビジョニングされた統合のみです。
統合をデタッチしても、サービス・インスタンスは削除されず、引き続き実行されます。サービス・コンソールには、そのURLから引き続きアクセスできます。ただし、この機能はFusion Applicationsでは使用できなくなりました。統合を環境からデタッチした後は、統合機能を使用して、サービス・インスタンスを他のFusion Applications環境と統合することはできません。サービス・インスタンスは、引き続き手動で環境と統合できます。
統合をデタッチするには
環境に自動的にプロビジョニングされたサービスをデタッチすることはできません。
- 環境にナビゲートします。「アプリケーション・ホーム」の「自分のアプリケーション」で、「Fusion Applications」を選択し、環境名を選択します。環境の詳細ページが表示されます。
- 環境の詳細ページの「リソース」で、「統合」を選択します。環境と統合されたサービスおよびアプリケーションが表示されます。
- デタッチする統合の を選択します。
- 「デタッチ」を選択します。
統合アプリケーションのユーザーの管理
関連付けられたアイデンティティ・ドメイン内の統合サービス・アプリケーションのユーザーおよびグループを管理します。関連付けられたアイデンティティ・ドメインへのリンクが、環境の詳細ページの「統合」パネルの上部に表示されます:
アイデンティティ・ドメインの詳細は、アイデンティティ・ドメインの使用を参照してください。
アプリケーション・ユーザーには、サービス管理者、サービス開発者、サービス・ユーザーなどの事前定義済ロールを介してアクセス権が付与されます。次に、グループの作成、グループでのユーザーの作成、およびアプリケーション・ロールへのグループの割当てを行う手順の例を示します。同じ手順を使用して、ユーザーをロールに直接割り当てることもできます。使用可能なロール、および各統合アプリケーションでユーザーを管理するためのその他の具体的な詳細については、アプリケーション固有のドキュメントを参照してください。
グループ、ユーザーまたはアプリケーションをロールに割り当てるには、同じインタフェースを使用します。ステップ4を参照してください。
- 「関連付けられたアイデンティティ・ドメイン」識別子リンクを選択して、アイデンティティ・ドメインに移動します。
- グループの作成:
- 「グループ」を選択します。
- グループの作成の手順に従って、このロールのグループを作成します。たとえば、OIC-Service-Administratorsです。
- ページ上部のドメイン・ブレッドクラム・リンクを選択して、アイデンティティ・ドメインの詳細に戻ります。
- ユーザーを作成し、グループに割り当てます。
- 「ユーザー」を選択します。
- ユーザーの作成の手順に従ってユーザーを作成します。「ユーザーの作成」ページで、前のステップで作成したグループを選択して、ユーザーをグループに割り当てます。
- ページ上部のドメイン・ブレッドクラム・リンクを選択して、アイデンティティ・ドメインの詳細に戻ります。
-
グループをロールに割り当てます(推奨)。この手順を使用して、ユーザーまたはアプリケーションをロールに追加することもできます。
- 「アイデンティティ・ドメインの詳細」ページで、「Oracle Cloud Services」を選択します。アクセス権を付与するCloud Serviceアプリケーションを選択します。Cloud Service名の一部には、生成された接頭辞または接尾辞が含まれます。摘要を使用して選択内容を確認します。
- アプリケーション詳細ページで、「アプリケーション・ロール」を選択します。
- グループ、ユーザーまたはアプリケーションを追加するロールを検索し、行の最後にある下矢印を選択して表示を展開します。
- 「割当て済グループ」の横にある「管理」を選択します。
- 「使用可能なグループの表示」を選択します。
- グループの横のチェック・ボックスを選択し、「割当て」を選択します。これで、グループは「割当て済グループ」表にリストされます。
- 「閉じる」を選択します。