プライベート・データ・ソースについて
Oracle Analytics Cloudでは、テナンシのドメイン・ネーム・システム(DNS)を介して解決される完全修飾ドメイン名(FQDN)を使用してプライベート・データ・ソースにアクセスできます。Oracle Analytics Cloudは、単一クライアント・アクセス名(SCAN)で構成されたプライベートOracle Databasesにもアクセスできます。
- DNSゾーン:
custcorp.com
、example.com
、myoacvcn.oraclevcn.com
などのドメイン名を指定します。 - SCANホストおよびポート:
db01-scan.corp.example.com
、prd-db01-scan.mycompany.com
などのホスト名と、SCANプロトコルが接続するポート(1521
など)を指定します。
接続方法
プライベート・アクセスは次の2段階で構成します
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ステージ1) Oracle Cloud Infrastructure Consoleで、プライベート・アクセス・チャネルを設定し、そのDNSドメイン名またはSCANホスト名およびポートを使用して、プライベート・アクセスが必要なデータ・ソースを登録します。
プライベート・アクセス・チャネルを設定(または編集)すると、Oracle Analytics Cloudインスタンスの構成が変更されます。一部のユーザーは、構成プロセス中にサービスが一時的に中断される可能性があるため、Oracleでは、それに応じてクリティカル・インスタンスでプライベート・アクセス・チャネル構成を計画することをお薦めします。
- ステージ2) Oracle Analytics Cloudで、データ・ソースに接続し、通常の方法でデータを分析します。
詳細なガイダンスについては、プライベート・アクセス・チャネルを設定するための一般的なワークフローを参照してください。
サポートされるデータ・ソース
プライベート・アクセス・チャネルを使用すると、プライベート・データ・ソース・ホストに接続できます。プライベート・アクセス・チャネルを使用して、他のタイプのプライベート・ホストにアクセスすることはできません。たとえば、プライベート・アクセス・チャネルを使用して、FTPサーバー、SMTPサーバー、プリンタ、MapViewer構成を表すプライベート・ホスト、または使用する可能性のある他のタイプのプライベート・ホストにアクセスすることはできません。
制限
- 「拡張接続文字列」オプションを使用してデータ・ソース接続を構成し、SCANではなくOracle Databaseノードに直接接続します。
次に例を示します。
(DESCRIPTION=(ENABLE=BROKEN) (ADDRESS_LIST=(LOAD_BALANCE=on)(FAILOVER=ON) (ADDRESS=(PROTOCOL=tcps)(HOST=<DB Node 1 FQDN Host Name>)(PORT=2484)) (ADDRESS=(PROTOCOL=tcps)(HOST=<DB Node 2 FQDN Host Name>)(PORT=2484))) (CONNECT_DATA= (SERVICE_NAME=<DB Service Name>)) (SECURITY=(SSL_SERVER_CERT_DN="CN=<DB Server Certificate DN>")))
識別名(DN)は次のようになります。
(SECURITY=(SSL_SERVER_CERT_DN="CN=host-example-scan.mysubnet.exadatainfrastr.oraclevcn.com"))
この接続文字列を構成する方法は、同じ時間にアクティブになっているデータベース・ホストの数によって異なります:-
同時にアクティブなデータベース・ホストが複数ある場合は、前述の接続文字列に
(LOAD_BALANCE=on)
を設定します。 -
一度にアクティブなデータベース・ホストが1つのみの場合は、接続文字列に
(LOAD_BALANCE=off)
を設定します。パフォーマンスを最適化するには、アクティブなデータベース・ホストのADDRESS
をADDRESS_LIST
の最初に含めます。任意の時点でアクティブになっているデータベース・ホストを確認するには、データベースのドキュメントを参照してください。たとえば、Oracle Databaseの場合、V$INSTANCEを使用できます。
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- SCANの前面にOracle Connection Managerを構成してから、Oracle Analytics CloudでOracle Connection Managerエンドポイントに接続するデータ・ソース接続を構成します。
よくある質問
プライベート・データ・ソースに関する上位FAQを参照してください。