セキュリティ割当てによるデータ・アクセスの管理
セキュリティ管理者は、データ・レベル・アクセスを有効にするために、データ・セキュリティ割当てをユーザーにマップする必要があります。
「セキュリティ」ページの「セキュリティ割当て」タブを使用して、現在設定されているデータ・セキュリティ割当てを検索します。すべてのレコードを検索することも、特定のセキュリティ・コンテキスト、セキュリティ値またはユーザーに検索を絞り込むこともできます。設定したセキュリティ割当てを削除したり、ユーザーに新しいセキュリティ割当てを追加できます。
セキュリティ割当ての作成
次の手順を使用して、特定のセキュリティ・コンテキストでセキュリティ割当てを作成します。
セキュリティ割当ての削除
次の手順を使用して、セキュリティ割当てを削除します。セキュリティ割当を削除すると、Oracle Fusion Data Intelligenceによって、セキュリティ割当に関連付けられているすべてのユーザーが削除されます。
セキュリティ割当てのユーザーの管理
セキュリティ管理者は、既存のデータ・セキュリティ割当てのユーザーを管理できます。「ユーザーの管理」ダイアログで、既存の割当てのユーザーを取り消したり、その割当てに新しいユーザーを追加できます。
セキュリティ割当の除外ルールの設定
データ・セキュリティを設定して、特定のセキュリティ割当のセキュリティ・コンテキスト内の特定のユーザーに対するアクセスを除外できます。
たとえば、ビジネス・ユニットABCを除くすべてのセキュリティ割当へのアクセス権を付与できます。これにより、セキュリティ・コンテキスト内の単一のユーザーに対して単一のルールを設定できます。特定のユーザーの間接的に導出されたセキュリティ割当を削除することもできます。割当てを除外するユーザーが、セキュリティ・コンテキストに関連するグループのメンバーであることを確認します。DataSecurityExclusionAssignments_csv.zipをダウンロードして変更を加え、アップロードすることで、セキュリティ除外ルールの適用を自動化できます。データ・セキュリティ除外ルールのダウンロードおよびアップロードを参照してください。
セキュリティ割当の自動更新
セキュリティ管理者は、セキュリティ割当の更新を自動化して、組織内の定期的なセキュリティ割当の変更を効果的に管理します。
USERNAME、SEC_OBJ_CODE、SEC_OBJ_MEMBER_VAL、Operation (マッピングを追加または削除するため)の形式でデータの挿入と削除を自動化する場合は、セキュリティ割当ての変更を自動的に定期的に更新するように構成します。
セキュリティ割当ての変更が自動的に更新されるようにするには、Oracle Fusion Data Intelligenceインスタンスに関連付けられたOracle Autonomous Data WarehouseでOAX_USERスキーマの表を作成する必要があります。表にCUSTOMER_FAW_CONTENT_AUTOSYNC_ASSIGNMENTという名前を付けてください。表の"CREATION_DATE"列にある協定世界時(UTC)形式のタイムスタンプを使用して、データをこの表に定期的にシードする必要があります。CREATION_DATE列では、同じレコードが繰り返し処理されず、レコードが欠落しないようにします。Oracle Fusion Data Intelligenceは、シノニムを定期的にスキャンし(2時間1回)、値を取得し、CREATION_DATE基準に基づいて、Oracle Autonomous Data WarehouseのOAX$INFRAスキーマのFAW_CONTENT_AUTOSYNC_ASSIGNMENT表に移入します。その後、Oracle Fusion Data Intelligenceはデータを処理し、FAW_CONTENT_AUTOSYNC_ASSIGNMENT表に従ってセキュリティ割当てをアップロードします。