Autonomous Databaseでのデータベース常駐接続プーリングの使用

Autonomous Databaseのデータベース常駐接続プール(DRCP)では、オープン接続のより簡単かつ効率的な管理がサポートされます。DRCPを使用すると、多数のクライアント接続をサポートする必要がある場合や、データベースを多数の同時接続用にスケーリングする必要がある場合に、主要なデータベース・リソースを大幅に削減できるデータベース内の接続プールにアクセスできます。

Autonomous Databaseに接続する場合、tnsnames.ora構成ファイルで指定されている値に応じて、次のいずれかを選択します:

  • 専用サーバー・プロセス。単一のユーザー・プロセスのみを処理します。

  • DRCPから取得され、複数のユーザー・プロセスにサービスを提供できるプール・サーバー・プロセス。

プールされたDRCPサーバー・プロセスに接続するには、次の手順を実行します:

  1. Autonomous Databaseへの接続に使用しているtnsnames.oraファイルを検索または取得します。
  2. tnsnames.oraファイルを変更して、サーバー・タイプSERVER=POOLEDを追加します。

    たとえば:

    example_high= (description= 
         (address=(protocol=tcps)(port=1522)(host=adb.example.oraclecloud.com))
         (connect_data=(service_name=example_high.oraclecloud.com)(SERVER=POOLED))
         (security=(ssl_server_dn_match=yes)))

    tnsnames.oraファイルに指定されている(SERVER=POOLED)で接続する場合は、DRCPからの接続を取得します。

Autonomous Databaseの場合、Database Resident Connection Pools (DRCP)の作業では次に注意してください:

  • DRCPはデフォルトで有効になっていますが、DRCPの使用はオプションです。プールされた接続を選択するには、tnsnames.oraSERVER=POOLEDを指定します。SERVER=POOLEDを指定しない場合は、専用の接続を使用して接続します。

  • DRCPを起動または停止できません。

詳細は、データベース接続プールの使用を参照してください