DBMS_INMEMORY_ADMINパッケージ

DBMS_INMEMORY_ADMINパッケージを使用すると、インメモリー領域およびインメモリーFastStartを管理できます。

DBMS_INMEMORY_ADMINサブプログラムの要約

この表は、DBMS_INMEMORY_ADMINパッケージに含まれるサブプログラムの概要を示しています。

サブプログラム 説明

AIM_GET_PARAMETERプロシージャ

このプロシージャは、自動インメモリーを制御するパラメータの現在の値を取得します。

AIM_SET_PARAMETERプロシージャ

このプロシージャは、自動インメモリーの実行環境をカスタマイズします。

FASTSTART_DISABLEプロシージャ

このプロシージャは、インメモリーFastStart (IM FastStart)機能を無効にします。

FASTSTART_ENABLEプロシージャ

このプロシージャは、IM FastStartを有効にし、表領域を割り当てます。

FASTSTART_MIGRATE_STORAGEプロシージャ

このプロシージャは、すべてのIM FastStartデータおよびメタデータを既存の表領域から指定された新しい表領域に移動します。

GET_FASTSTART_TABLESPACEファンクション

このファンクションは、現在IM FastStartに指定されている表領域の名前を戻します。

IME_CAPTURE_EXPRESSIONSプロシージャ

このプロシージャは、指定された時間間隔でデータベース内の最も頻繁にアクセスされている(最もホットな)式を20個取得します。

IME_CLOSE_CAPTURE_WINDOWプロシージャ

このプロシージャは、現在の式取得ウィンドウの終了を示します。

IME_DROP_ALL_EXPRESSIONSプロシージャ

このプロシージャは、データベース内のすべてのSYS_IME式仮想列を削除します。

IME_GET_CAPTURE_STATEプロシージャ

このプロシージャは、式取得ウィンドウの現在の取得状態および最後に加えられた変更のタイムスタンプを戻します。

IME_OPEN_CAPTURE_WINDOWプロシージャ

このプロシージャは、式取得ウィンドウの開始を示します。

IME_POPULATE_EXPRESSIONSプロシージャ

このプロシージャは、最後に起動されたDBMS_INMEMORY_ADMIN.IME_CAPTURE_EXPRESSIONSで取得された式を強制的に移入します。

POPULATE_WAITファンクション

指定した優先度よりも高い優先度のすべてのINMEMORYオブジェクトの移入を開始して、移入が実行される必要があるタイムアウト間隔を設定します。

SET_SGA_PERCENTAGEプロシージャ

このプロシージャは、データベースの最大インメモリー・サイズを変更します。

SET_SGA_PERCENTAGEプロシージャ

DBMS_INMEMORY_ADMIN.SET_SGA_PERCENTAGEを使用して、データベースの最大インメモリー・サイズを変更します。

構文


DBMS_INMEMORY_ADMIN.SET_SGA_PERCENTAGE (
     sga_percentage IN NUMBER);
パラメータ 説明
sga_percentage

これは、Autonomous Databaseの最大インメモリー・サイズの値を指定します。指定されたsga_percentage値は、0から70の範囲内である必要があります。

このパラメータは必須です。

使用上のノート

DBMS_INMEMORY_ADMIN.SET_SGA_PERCENTAGEを実行するには、ADMINユーザーでログインするか、DBMS_INMEMORY_ADMINに対するEXECUTE権限を持っている必要があります。

BEGIN
     DBMS_INMEMORY_ADMIN.SET_SGA_PERCENTAGE(60);
END;
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