資格証明の作成および既存表へのJSONデータのコピー

DBMS_CLOUD.COPY_DATAを使用して、クラウド内のJSONデータを表にロードします。

この例のソース・ファイルはJSONデータ・ファイルです。

  1. プロシージャDBMS_CLOUD.CREATE_CREDENTIALを使用してオブジェクト・ストアの資格証明を保存します。たとえば:
    SET DEFINE OFF
    BEGIN
      DBMS_CLOUD.CREATE_CREDENTIAL(
        credential_name => 'DEF_CRED_NAME',
        username => 'adb_user@example.com',
        password => 'password'
      );
    END;
    /

    この操作によって、資格証明が暗号化された形式でデータベースに格納されます。資格証明には任意の名前を使用できます。オブジェクト・ストアの資格証明を変更しないかぎり、このステップが必要なのは1回のみです。資格証明を格納した後は、すべてのデータ・ロードで同じ資格証明名を使用できます。

    パラメータの詳細は、CREATE_CREDENTIALプロシージャを参照してください。

    リソース・プリンシパル資格証明を有効にする場合、Oracle Cloud Infrastructure Object Storeにアクセスするための資格証明を作成する必要はありません。詳細は、リソース・プリンシパルを使用したOracle Cloud Infrastructureリソースへのアクセスを参照してください。

  2. DBMS_CLOUD.COPY_DATAプロシージャを使用して、既存の表にJSONデータをロードします。

    たとえば、次のとおりです。

    CREATE TABLE WEATHER2
        (WEATHER_STATION_ID VARCHAR2(20),
         WEATHER_STATION_NAME VARCHAR2(50));
    / 
    
    BEGIN 
      DBMS_CLOUD.COPY_DATA(
          table_name      => 'WEATHER2',
          credential_name => 'DEF_CRED_NAME',
          file_uri_list   => 'https://objectstorage.us-phoenix-1.oraclecloud.com/n/namespace-string/b/bucketname/o/jsonfiles*',
          format          =>  JSON_OBJECT('type' value 'json', 'columnpath' value '["$.WEATHER_STATION_ID",
              "$.WEATHER_STATION_NAME"]')
        );
    END;
    / 
    

    パラメータは次のとおりです:

    • table_name: ターゲット表の名前です。

    • credential_name: 前のステップで作成された資格証明の名前です。

    • file_uri_list: ロードするソース・ファイルのカンマ区切りリストです。URIのファイル名にワイルドカードを使用できます。文字"*"は複数の文字を表すワイルドカードとして、文字"?"は1つの文字を表すワイルドカードとして使用できます。

    • format: JSONデータを含むDBMS_CLOUD.COPY_DATAの場合、typejsonです。他のフォーマット値を指定して、JSONソース・ファイルのフォーマットを説明するオプションを定義します。詳細は、DBMS_CLOUDパッケージ形式オプションに関する項を参照してください。

    この例では、namespace-stringはOracle Cloud Infrastructureオブジェクト・ストレージ・ネームスペースで、bucketnameはバケット名です。詳細は、オブジェクト・ストレージ・ネームスペースの理解を参照してください。

    パラメータの詳細は、COPY_DATAプロシージャを参照してください。