SQLタスクの処理
SQLタスクを使用すると、データ統合パイプラインでSQLオブジェクトを実行できます。
現在、実行できるSQLオブジェクトはストアド・プロシージャのみです。ストアド・プロシージャは、ワークスペース内のデータベース・データ・アセットに関連付けられているデータ・ソース内に存在している必要があります。サポートされるデータベースのリストについては、SQLタスクでサポートされるデータ・ソースを参照してください。
ストアド・プロシージャで定義された変数は、SQLタスクでIN
(入力)、OUT
(出力)およびIN-OUT
(入出力)パラメータとして公開されます。SQLタスク・パラメータとして使用可能な、サポートされているSQLデータ型のリストについては、サポートされているSQLデータ型を参照してください。
SQLタスクを作成するときに、構成できるのは入力パラメータの値のみです。パイプラインでSQLタスクを構成するとき、およびSQLタスクを含むパイプラインを実行するときに、デフォルト値をオーバーライドできます。パイプラインでは、SQLタスクからダウンストリームされるタスクおよび操作でアップストリームのSQLタスクからの出力を使用できます。
次のページでは、データ統合でSQLタスクを作成、編集および削除する方法について説明します。
次のページでは、SQLタスクの作成後に実行できるその他の管理タスクについて説明します。
SQLタスクでサポートされるデータ・ソース
特定のデータベースに保存されているSQLストアド・プロシージャを実行できます。
現在、次のデータベースのストアド・プロシージャがサポートされています:
- Oracle Database (11g以外)
- Oracle Autonomous Data Warehouse
- Oracle Autonomous Transaction Processing
サポートされているバージョンについては、サポートされているデータ・ソースとそのバージョンを参照してください。
サポートされるSQLデータ型
SQLストアド・プロシージャで定義された変数は、作成または実行するSQLタスクでパラメータとして公開されます。
SQLタスクでストアド・プロシージャを使用する場合、入力および出力パラメータとして次のSQLデータ型がサポートされています:
SQL | JDBC/Java |
---|---|
VARCHAR | java.lang.String |
CHAR | java.lang.String |
LONGVARCHAR | java.lang.String |
BIT | boolean |
NUMERIC | java.math.BigDecimal |
TINYINT | byte |
SMALLINT | short |
INTEGER | int |
BIGINT | long |
REAL | float |
FLOAT | float |
DOUBLE | double |
VARBINARY | byte[ ] |
BINARY | byte[ ] |
DATE | java.sql.Date |
TIME | java.sql.Time |
TIMESTAMP | java.sql.Timestamp |
次のSQLデータ型はまだサポートされていません:
SQL | JDBC/Java |
---|---|
ARRAY | java.sql.Array |
REF | java.sql.Ref |
STRUCT | java.sql.Struct |
CLOB | java.sql.Clob |
BLOB | java.sql.Blob |
パフォーマンスの向上
最小限の情報を取得するには、fields
問合せパラメータに値metadata
を指定します。これにより、使用されるシステム・リソースが少なくなり、取得時間が短縮されます。
たとえば、LIST_PUBLISHED_OBJECTS
関数を使用する場合は、fields
問合せパラメータに値metadata
を指定して、指定したアプリケーションのすべての公開済オブジェクトのリストを取得します。