stats

このコマンドを使用して、(オプションでフィールド別にグループ化された)サマリー統計を提供します。この問合せの出力には、問合せに指定したフィールドごとに1つのフィールドと、集計ごとに1つのフィールドが含まれます。

構文

ノート

  • BY句を指定してstatsコマンドを実行するエクスポート操作の制限は10000レコードです。

  • evalコマンドは既存のフィールドと任意の式を使用して新しいフィールドを作成しますが、statsコマンドは既存のフィールドに基づいて統計を計算します。

stats <stats_function> (<field_name>) [as new_field_name] [, <stats_function> (<field_name>) [as new_field_name]]* [by <field_name> (, <field_name>)*]

パラメータ

次の表に、このコマンドで使用されるパラメータとその説明を示します。

パラメータ 説明

field_name

このパラメータを使用して、結果をグループ化する際の基準にするフィールドを指定します。

ファンクション

次の表に、このコマンドで使用できるファンクションとその例を示します。

ファンクション

平均

ノート: このファンクションは、数値フィールドでのみサポートされます。

avg(field_name)

  • avg(‘Content Size’)

件数

ノート: countは、すべての行の件数を返します。count(field_name)は、フィールドがnullでないすべての行の件数を返します。

stats count

stats count(field_name)

  • stats count(Source)

values(field_name)

  • values(Label)

  • values(Severity)

  • values(‘Client Host City’)

  • values(‘Client Host Country’)

  • values(‘Client Host Continent’)

一意

unique(field_name)

  • unique(Label)

  • unique(Severity)

  • unique(‘Client Host City’)

  • unique(‘Client Host Country’)

  • unique(‘Client Host Continent’)

最古

earliest(field_name)

  • earliest(‘OS Process ID’)

最新

latest(field_name)

  • latest(‘Error ID’)

トレンド

trend(duration)

  • trend

  • trend(1hr)

個別件数

distinctcount(field_name)

  • distinctcount(Severity)

最大

ノート: このファンクションは、数値フィールドでのみサポートされます。

max(field_name)

  • max('Content Size')

中央値

ノート: このファンクションは、数値フィールドでのみサポートされます。

median(field_name)

  • median('Content Size')

最小

ノート: このファンクションは、数値フィールドでのみサポートされます。

min(field_name)

  • min('Content Size')

n番目の値

ノート: このファンクションは、数値フィールドでのみサポートされます。

pct(field_name, n)

  • pct('Content Size', 90)

合計

ノート: このファンクションは、数値フィールドでのみサポートされます。

sum(field_name)

  • sum(‘Content Size’)

標準偏差

ノート: このファンクションは、数値フィールドでのみサポートされます。

stddev(field_name)

  • stddev(‘Content Size’)

NULLの場合

値がNULLの場合、値を変更します。

ノート: この関数は、イベント統計、地理統計、統計およびタイムスタンプ(リンク後ではない)専用です。

ifnull(stats_function(field_name), return value)

  • stats ifnull(avg('Content Size)', 0)

  • stats ifnull(latest(message), none)

次の問合せは、重大度でグループ化されたすべてのログ(重大度の値がnullであるログを含む)の数を返します。

* | stats count by Severity

次の問合せを実行すると、フィールド値がnullの場合に集計から結果が除外されます。

* | stats count(Severity) by Severity

次の問合せは、エンティティ名およびタイプでグループ化された致命的なログの数を返します。

Severity = fatal | stats count by Entity, 'Entity Type'

次の問合せは、ログの合計数を返します。

* | stats count

次の問合せは、エンティティ名および重大度でグループ化されたデータベース・ログの数を返します。

'Entity Type' = 'Database Instance' | stats count by Entity, Severity

次の問合せは、エンティティ名でグループ化された重大度の値を返します。

* | stats values(Severity) by Entity  

次の問合せは、エンティティ・タイプでグループ化されたクライアント・ホスト都市の一意の値を返します。

* | stats unique('Client Host City') by 'Entity Type' 

次の問合せは、OSプロセスIDの最も古い値を返します。

* | stats earliest('OS Process ID') 

次の問合せは、エラーIDの最も新しい値を返します。

* | stats latest('Error ID') 

次の問合せは、インラインの時系列スパークラインを作成します。デフォルト・ファンクションはcountです

* | stats trend(avg(duration), 2min) by Entity 

次の問合せは、指定されたフィールドの数値セットの標準偏差を返します

* | stats stddev('Content Size') 

次の問合せは、ログ・レコードの数、および重大度でグループ化された平均コンテンツ・サイズを返します:

* | stats count as 'Log Count', avg('Content Size') as 'Avg. Content Size' by Severity