管理ゲートウェイのメトリック
管理ゲートウェイのヘルス、容量およびパフォーマンスは、メトリック、アラームおよび通知を使用してモニターできます。
詳細は、モニタリングの概要および通知の概要を参照してください。
このトピックでは、管理ゲートウェイによってoci_managementgatewayメトリック・ネームスペースに出力されるメトリックについて説明します。
管理ゲートウェイのメトリックの概要
管理ゲートウェイのメトリックを使用すると、管理者は管理ゲートウェイのリソース消費をCPU、メモリーおよびディスクの観点から確認できます。
前提条件
- IAMポリシー: リソースをモニターするには、管理者が記述したIAMポリシーで必要なタイプのアクセス権がユーザーに付与されている必要があります。これは、コンソールを使用しているか、SDK、CLIまたはその他のツールでREST APIを使用しているかには関係ありません。ポリシーによって、モニタリング・サービスおよびモニター対象リソースへのアクセス権が付与される必要があります。アクションを実行しようとしたときに、権限がないか認可されていないというメッセージが表示された場合は、付与されているアクセス権のタイプおよび作業するコンパートメントを管理者に確認してください。モニタリングのためのユーザー認可の詳細は、関連するサービス(モニタリングまたは通知)の「認証と認可」セクションを参照してください。管理ゲートウェイのポリシーの詳細は、管理ゲートウェイをデプロイするための前提条件の実行を参照してください。
- このページに記載されているメトリックは、インストールするすべてのゲートウェイで自動的に使用可能になります。これらのメトリックを取得するためにリソースのモニタリングを有効にする必要はありません。
使用可能なメトリック: oci_managementgateway
管理ゲートウェイは、モニタリング・サービスのoci_managementgatewayメトリック・ネームスペースにメトリックを出力します。
次の表に記載されているメトリックは、インストールするすべてのゲートウェイで自動的に使用可能になります。これらのメトリックを取得するためにモニタリングを有効にする必要はありません。モニタリング・サービスを使用して、カスタム問合せを作成することもできます。
ディメンション
管理ゲートウェイのメトリックには、次のディメンションが含まれます:
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GATEWAYHOSTNAME: 管理ゲートウェイがインストールされているホスト名。
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RESOURCEID: 管理ゲートウェイ・リソースのOCID。
メトリック
| メトリック名 | メトリック表示名 | 単位 | 頻度 | 説明 | ディメンション |
|---|---|---|---|---|---|
gatewayHealthStatus |
ゲートウェイのヘルス・ステータス | 該当なし | 1分 |
ゲートウェイがモニタリング・サービスと正常に通信していることを示します。 このステータス値は定数(1)であり、ゲートウェイが稼働しており、モニタリング・サービスにメトリックをアップロードできることを示します。
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diskUsageUsed |
ゲートウェイ・ディスク使用率 | MB | 1時間 | agent_inst内の使用されたディスクの合計容量。 |
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diskUsageFree |
ゲートウェイの使用可能なディスク領域 | MB | 1時間 | ゲートウェイがインストールされているボリュームで使用可能なディスク領域の容量。 |
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diskUsageInstallSize |
インストールのディスク使用量 | MB | 1時間 | ゲートウェイのベース・ディレクトリ内の使用されたディスクの合計容量。 |
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usageCpu |
ゲートウェイCPU使用率 | パーセント | 1分 | パーセントで表されゲートウェイのCPU使用率。 |
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usageRss |
ゲートウェイ・メモリー使用量 | MB | 1分 | ゲートウェイのJVMによって消費されたメモリーの量。この数値は、メイン・メモリー内の常駐設定サイズを表します。 |
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uploadSent |
データ送信済 | バイト | 10分 | ゲートウェイによってOCIにアップロードされたバイト数。 |
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queueUsageDepth |
ゲートウェイ・バッファ・キューの使用状況 | カウント | 10分 | バッファ・アップロード・キューで現在待機しているエントリの数。 |
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uploadResponseTime |
アップロード・レスポンス時間 | ミリ秒 | 10分 | ゲートウェイがOCIに接続した時点からカウントされた、バッファ・アップロードのOCI側サービスからのレスポンスを取得する平均時間。 |
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agentResponseTime |
エージェントのレスポンス時間 | ミリ秒 | 10分 | エージェントがゲートウェイに接続した時点からカウントされた、バッファ・アップロードのOCI側サービスからのレスポンスをゲートウェイが取得する平均時間。 |
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uploadLatency |
アップロード・レイテンシ | ミリ秒 | 10分 | バッファ・アップロードの処理中にゲートウェイ自体で費やされた平均時間。 |
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associatedAgentCount |
関連エージェント数 | カウント | 10分 | インスタンスの起動以降にバッファ・アップロードを実行している個別エージェントの数。 |
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incomingRequestCount |
着信リクエスト数 | 数える | 10分 | インスタンス起動以降のエージェントからのバッファ・アップロード・リクエストの数。 |
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outgoingRequestCount |
送信リクエスト数 | 数える | 10分 | インスタンスの起動以降、ゲートウェイからOCIへの成功したバッファ・アップロード・リクエストの数。 |
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コンソールの使用
コンソールを使用して、管理ゲートウェイによって出力されるメトリックのチャートを表示します。
管理ゲートウェイのデフォルト・メトリックの表示
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ナビゲーション・メニューを開きます。「監視および管理」で、「モニタリング」に移動して「サービス・メトリック」をクリックします。
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「メトリック・ネームスペース」で、「oci_managementgateway」を選択します。
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「ディメンション」にresourceIdを指定し、サービス・メトリックを表示しようとする管理ゲートウェイの
OCIDを選択します。
管理ゲートウェイのメトリック問合せの作成
管理ゲートウェイのメトリック問合せを作成して、ヘルス・ステータスまたはリソース消費をモニターできます。
たとえば、oci_managementgatewayネームスペース、gatewayHealthStatusメトリックおよびgatewayHostNameディメンションを使用して問合せを作成し、ゲートウェイがモニタリング・サービスと正常に通信しているかどうかをモニターできます。
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ナビゲーション・メニューを開きます。「監視および管理」で、「モニタリング」に移動して「サービス・メトリック」をクリックします。
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新しいクエリーのフィールドに入力します。
- コンパートメント: 管理ゲートウェイが存在するコンパートメント。
- メトリック・ネームスペース: 「oci_managementgateway」を選択します。
- メトリック名: 選択したメトリック・ネームスペース内のメトリックを選択します。
- Interval: 集計ウィンドウを選択します。
- Statistic: 集計ファンクションを選択します。
- メトリック・ディメンション: 「ディメンション名」フィールドでディメンションを選択し、「ディメンション値」フィールドでそのディメンションの値を選択します。オプションで、追加のディメンションを追加できます。
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「チャートの更新」をクリックします。
チャートに新しい問合せの結果が表示されます。
管理ゲートウェイのアラームの作成
モニタリング・サービスを使用し、管理ゲートウェイ・メトリックが指定のしきい値に違反した場合に通知するアラームを作成できます。
たとえば、特定のゲートウェイがモニタリング・サービスと通信しているかどうかを確認するには、gatewayHealthStatusメトリック名を使用した問合せを実行できます。そのゲートウェイを自動的にモニターするために、通信が10分間ない場合に管理者に通知するアラームを作成できます。
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ナビゲーション・メニューを開きます。「監視および管理」で、「モニタリング」に移動して「アラームのステータス」をクリックします。
管理ゲートウェイのメトリックに対するアラームの作成の詳細は、コンソールを使用したアラームの作成を参照してください。
APIの使用
APIの使用およびリクエストの署名の詳細は、REST APIおよびセキュリティ資格証明を参照してください。SDKについては、ソフトウェア開発キットとコマンドライン・インタフェースを参照してください。