Autonomous Linux設定の管理
自律型更新およびイベントのAutonomous Linuxで使用可能な設定を管理します。
このトピックでは、Autonomous Linux設定を管理するための次のタスクについて説明します:
- 日次自律型更新のスケジュールの更新
- イベント通知のトピックの設定
- イベント収集設定の変更
自律型更新について
Autonomous Linuxサービスでは、Autonomous Linuxインスタンスに自動日次更新(カーネル、OpenSSLおよびglibcライブラリのゼロダウンタイムKsplice更新を含む)が提供されます。このような更新は、自律型更新と呼ばれます。
Autonomous Linuxインスタンスは、Autonomous Linuxサービスによって管理され、インスタンスのプロビジョニング時に、必要なソフトウェア・ソース(リポジトリ)の最小セットが自動的にアタッチされます。
これらのソフトウェア・ソースのいずれかが削除されると、Autonomous Linuxサービスによって自動的にリストアされます。
自律型更新の実行時、Autonomous Linuxサービスは、更新の問題の自動的な修正を試み、通知サービス・トピックを使用して何が成功し、何が失敗したかを通知します。通知メッセージの内容は次のとおりです:
- 成功の場合、何が更新されたか、サービスがスケジュールされた更新ジョブで問題を修正したかどうか。
- 失敗の場合、失敗した更新、関連するエラー・メッセージと失敗の署名、およびカスタマ・サポート・チケットでサービス・チームに提供するために必要な情報。
- 成功と失敗が混在する場合、前に説明した情報に加えて、何が更新され、何が更新されなかったかの詳細。
自律型更新の日次更新時間の設定や通知の設定など、Autonomous Linuxの設定の管理の詳細は、Autonomous Linuxで使用可能な設定およびAutonomous Linuxの設定の編集を参照してください。
Autonomous Linuxで使用可能な設定
コンソール、APIまたはCLIを使用して、次のAutonomous Linux設定を更新できます。
- 自律型更新
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この設定では、日次自律型更新の開始時間を編集できます。
Autonomous Linuxインスタンスを作成すると、OS管理によって、日次自律型更新用に制御されたスケジュール済ジョブが作成されます。スケジュール済ジョブは、「スケジュール済ジョブ」ページに、<instance-name>の日次自律型更新という命名規則を使用して表示されます。このスケジュール済ジョブは削除またはスキップできません。スケジュール済ジョブの表示の詳細は、スケジュール済ジョブおよび作業リクエストの管理を参照してください。
- イベント収集
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この設定では、イベント診断収集設定を編集できます。デフォルトでは、このチェック・ボックスが選択されており、イベント診断情報をOracle Cloud Infrastructureに自動的に格納できます。
Autonomous Linuxによって収集される診断情報の詳細は、インスタンスから収集される情報についてを参照してください。
- 通知トピック
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この設定では、Autonomous Linuxインスタンスで発生する自律型更新およびイベントに関する通知の送信に使用される通知サービス・トピックを編集できます。デフォルトでは、Autonomous Linuxインスタンスを作成するとき、インスタンスはトピックを使用するように構成されません。通知に使用するトピックを設定するには、Autonomous Linuxの設定の編集を参照してください。インスタンスに使用するトピックを作成していない場合は、コンソールでトピックを作成するオプションが表示されます。
トピックの作成およびサブスクライブの詳細は、通知サービス・ドキュメントのトピックの管理およびサブスクリプションの管理を参照してください。
Autonomous Linuxインスタンスに関する情報の表示
Autonomous Linuxの設定の編集
- 「インスタンスの詳細」ページまたは「管理対象インスタンスの詳細」ページから、Autonomous Linux設定を編集します。インスタンスの詳細
- ナビゲーション・メニューを開き、「コンピュート」、「インスタンス」の順に選択します。
- インスタンスを検索し、その名前をクリックします。
- インスタンスの詳細ページの「リソース」で、「OS管理」をクリックします。
- 「一般情報」で、Autonomous Linuxインスタンスの設定を編集します。
管理対象インスタンスの詳細- ナビゲーション・メニューを開き、「コンピュート」、「インスタンス」の順に選択します。
- インスタンスを検索し、その名前をクリックします。
- インスタンスの詳細ページの「リソース」で、「OS管理」をクリックします。
- 「アクション」アイコン(3つのドット)をクリックし、「OS管理の詳細の表示」をクリックします。
- 「管理対象インスタンスの詳細」ページの「管理対象インスタンス情報」で、Autonomous Linuxインスタンスの設定を編集します。
- 「自律型の設定」で、「編集」をクリックします。
- 「自律型の日次更新時間の編集」ダイアログ・ボックスで、自律型更新のインストールの開始時間を設定します。テキスト・ボックスに開始時間を入力するか、リスト・ボックスから時間を選択できます。
- 「変更の保存」をクリックします
- 「インスタンスの詳細」ページまたは「管理対象インスタンスの詳細」ページから、Autonomous Linuxイベント通知設定を編集します。インスタンスの詳細
- ナビゲーション・メニューを開き、「コンピュート」、「インスタンス」の順に選択します。
- インスタンスを検索し、その名前をクリックします。
- インスタンスの詳細ページの「リソース」で、「OS管理」をクリックします。
- 「一般情報」で、Autonomous Linuxインスタンスの設定を編集します。
管理対象インスタンスの詳細- ナビゲーション・メニューを開き、「コンピュート」、「インスタンス」の順に選択します。
- インスタンスを検索し、その名前をクリックします。
- インスタンスの詳細ページの「リソース」で、「OS管理」をクリックします。
- 「アクション」アイコン(3つのドット)をクリックし、「OS管理の詳細の表示」をクリックします。
- 「管理対象インスタンスの詳細」ページの「管理対象インスタンス情報」で、Autonomous Linuxインスタンスの設定を編集します。
- 「通知トピック」で、「編集」をクリックします。
- 「イベント通知トピックの編集」で、このインスタンスで発生するイベントに関する通知の送信に使用するトピックを選択します。ノート
このインスタンスのトピックを作成する必要がある場合は、「新規トピックの作成」をクリックします。トピックの作成の詳細は、通知サービスのドキュメントのトピックの管理およびサブスクリプションの管理を参照してください。 - 「変更の保存」をクリックします
- 「インスタンスの詳細」ページまたは「管理対象インスタンスの詳細」ページから、Autonomous Linuxイベント収集設定を編集します。インスタンスの詳細
- ナビゲーション・メニューを開き、「コンピュート」、「インスタンス」の順に選択します。
- インスタンスを検索し、その名前をクリックします。
- インスタンスの詳細ページの「リソース」で、「OS管理」をクリックします。
- 「一般情報」で、Autonomous Linuxインスタンスの設定を編集します。
管理対象インスタンスの詳細- ナビゲーション・メニューを開き、「コンピュート」、「インスタンス」の順に選択します。
- インスタンスを検索し、その名前をクリックします。
- インスタンスの詳細ページの「リソース」で、「OS管理」をクリックします。
- 「アクション」アイコン(3つのドット)をクリックし、「OS管理の詳細の表示」をクリックします。
- 「管理対象インスタンスの詳細」ページの「管理対象インスタンス情報」で、Autonomous Linuxインスタンスに必要な設定を編集します。
- 「イベント収集」で、「編集」をクリックします。
- 「イベント診断収集の編集」で、「自動アップロード」チェック・ボックスを選択すると、このインスタンスに関するイベント診断データがOracle Cloud Infrastructureに自動的に格納されます。このチェック・ボックスは、デフォルトで選択されています。
APIの使用
APIの使用およびリクエストの署名の詳細は、REST APIおよびセキュリティ資格証明を参照してください。SDKについては、ソフトウェア開発キットとコマンドライン・インタフェースを参照してください。
UpdateManagedInstance操作を使用して、Autonomous Linuxのイベント収集および通知トピック設定を更新します。
UpdateScheduledJob操作を使用して、Autonomous Linuxインスタンスで自動的に作成された繰返しスケジュール済ジョブを介して、日次自律型更新の開始時間を更新します。
Autonomous Linuxインスタンスで使用可能なAPI操作の完全なリストは、OS管理APIを参照してください。