ブロック・ボリュームのクローニング
ブロック・ボリューム・サービスを使用して、ボリュームからクローンを作成します。クローンを作成すると、バックアップとリストアのプロセスを実行しなくても、既存のブロック・ボリュームのコピーを作成できます。
クローニングされたボリュームは、ソース・ボリュームのポイントインタイムの直接ディスク間ディープ・コピーであるため、クローンの作成時にソース・ボリュームに含まれていたすべてのデータがクローン・ボリュームにコピーされます。それ以降にソース・ボリュームのデータに行われた変更は、クローンにコピーされません。クローンはソース・ボリュームのコピーであるため、クローンの作成時にボリューム・サイズを大きく指定しないかぎり、ソース・ボリュームと同じサイズです。
クローン操作はただちに開始し、クローン・ボリュームを通常のボリュームとしてアタッチして使用できます(状態が「使用可能」に変わるとすぐに)。その時点で、ボリューム・データはバックグラウンドでコピー中で、ボリュームのサイズによっては最大30分かかることがあります。
ソース・ボリュームのクローニング中に、ソース・ボリュームに対する単一のポイントインタイム参照があります。クローンの作成時にソース・ボリュームがアタッチされている場合は、追加のクローンを作成する前に、ソース・ボリュームからの最初のクローン操作が完了するのを待機する必要があります。ソース・ボリュームがデタッチされている場合、同じソース・ボリュームから最大10個のクローンを同時に作成できます。
ボリュームのクローンを作成できるのは、同じリージョン、可用性ドメインおよびテナンシ内のみです。この操作に必要なアクセス権限がある場合は、コンパートメント間でボリュームのクローンを作成できます。
ボリュームのバックアップかクローンのどちらを作成するか決定する際の参考になる情報は、ブロック・ボリュームのバックアップとクローンの違いを参照してください。
- ナビゲーション・メニューを開き、「ストレージ」をクリックします。「ブロック・ストレージ」で、「ブロック・ボリューム」をクリックします。
- 「スコープのリスト」で、ブロック・ボリュームを含むコンパートメントを選択します。
- 「ブロック・ボリューム」リストで、クローニングするボリュームの名前をクリックします。
- 「リソース」で、「ブロック・ボリューム・クローン」をクリックします。
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「クローンの作成」をクリックします。
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クローンの名前を指定します。機密情報の入力は避けてください。
- クローンを作成するコンパートメントを選択します(現在のコンパートメントと異なる場合)。
- (オプション)ボリュームのクローニング先のクラスタ配置グループを選択します。 ノート
「クラスタ配置グループ」コントロールは、テナンシに対してクラスタ配置グループが有効になっている場合にのみコンソールに表示され、ボリューム・リソースに追加された機能でクラスタ配置グループを作成してアクティブ化した場合、「ブロック・ボリュームのクラスタ配置グループ」を参照してください。 -
ブロック・ボリュームをより大きなサイズのボリュームにクローニングするか、クローンのパフォーマンス設定を変更するには、「カスタム」を選択します。その後、次のアクションのいずれかまたは両方を実行します:
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「ボリューム・サイズ(GB)」に、新しいサイズを入力します。
ボリュームのサイズは増加のみ可能で、減少はできません。ブロック・ボリュームをより大きなサイズのボリュームにクローニングする場合は、ボリュームのパーティションを拡張する必要があります。ブロック・ボリュームのパーティションの拡張を参照してください。
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「ターゲット・ボリュームのパフォーマンス」で、ボリューム・クローンで使用するパフォーマンス・レベルを選択します。ブロック・ボリューム・パフォーマンスを参照してください。
また、ボリュームをクローニングした後でパフォーマンス・レベルを変更することもできます。ボリュームのパフォーマンスの変更を参照してください。
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- (オプション)ボリューム・クローンの非同期リージョン間レプリケーションを有効にします。「リージョン間レプリケーション」で「オン」を選択します。「ボリュームのレプリケート」を参照してください。
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(オプション)独自のVault暗号化キーを使用して、このボリュームのデータを暗号化します。「顧客管理キーを使用した暗号化」を選択し、使用するマスター暗号化キーを含むボールト・コンパートメントおよびボールトを選択します。次に、マスター暗号化キー・コンパートメントおよびマスター暗号化キーを選択します。
重要
ブロック・ボリューム・サービスでは、Rivest-Shamir-Adleman (RSA)アルゴリズムを使用して暗号化されるキーを使用したボリュームの暗号化はサポートされていません。独自のキーを使用する場合は、Advanced Encryption Standard (AES)アルゴリズムを使用して暗号化されたキーを使用する必要があります。この制限は、ブロック・ボリュームおよびブート・ボリュームに適用されます。 - 「タグ付けオプションの表示」をクリックして、ボリュームにタグを追加します。
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「クローンの作成」をクリックします。
ボリューム・リストでその状態が「使用可能」の場合、ボリュームは使用可能になっています。この時点で、ボリュームからのクローンの作成、インスタンスへのアタッチ、ボリュームの削除など、ボリュームに対する様々なアクションを実行できます。
oci bv volume createコマンドを使用して、
--source-volume-id
パラメータを使用してブロック・ボリュームをクローニングするボリュームのOCIDを指定します:oci bv volume create --source-volume-id <volume_ID>...[OPTIONS]
CLIコマンドのフラグおよび変数オプションの完全なリストは、コマンドライン・リファレンスを参照してください。
CreateVolume操作を実行し、CreateVolumeDetailsにVolumeSourceFromVolumeDetailsを指定します。