DBMS_DATAMARTパッケージ参照
この章では、Data Studioのデータ・マーケットプレイス・ツールで使用するパッケージについて説明します。DBMS_DATAMART
のトピックでは、DBMS_DATAMART
パッケージに含まれるプロシージャについても説明します。DBMS_DATAMART
パッケージは、Data Marketplaceでの一般的な操作をサポートするAPIを提供します。
- DBMS_DATAMARTサブプログラムの要約
Oracle Data Marketplace APIを使用して、データセットを登録およびアクセスできます。
親トピック: データ・マーケットプレイス・ツール
DBMS_DATAMARTサブプログラムの概要
Oracle Data Marketplace APIを使用して、データセットを登録およびアクセスできます。
DBMS_DATAMARTパッケージ・サブプログラム
DBMS_DATAMART
パッケージは、オブジェクトの登録、アクセスのリクエスト、アクセス権の付与、アクセスの取消し、データの登録解除およびリストなど、Oracle Data Marketplaceでの一般的な操作を簡略化します。
次の表は、DBMS_DATAMART
サブプログラムを示し、簡単に説明しています。
サブプログラム | 説明 |
---|---|
register_object |
この手順では、データセットを登録します。 |
request_access |
このプロシージャは、特定のデータセットへのアクセスをリクエストします。 |
grant_access |
このプロシージャは、特定のデータセットへのアクセス権を付与します。 |
revoke_access |
このプロシージャは、特定のデータセットへのアクセスを取り消します。 |
登録解除 |
このプロシージャは、データセットを登録解除します。 |
list_data_sets |
このプロシージャは、データセットのリストを返します。 |
get_stock_image_urls |
このプロシージャは、イメージを選択できるURLベースを返します。 |
get_reserved_namespaces |
このプロシージャは、システムによって予約され、ユーザーが使用できないネームスペースのJSON配列を表示します。 |
update_registration |
この手順では、既存の登録を更新します。 |
オブジェクトの登録プロシージャ
この手順では、データセットを登録します。
構文
procedure register_object(schema_name in varchar2,
object_name in varchar2,
namespace in varchar2,
data_set_name in varchar2,
scope in clob default null,
thumbnail in blob default null,
thumbnail_url in varchar2 default null,
thumbnail_mime_type in varchar2 default null,
parameters in clob default null);
オブジェクト・パラメータの登録
Register Object
プロシージャにアクセスする場合は、次のパラメータを使用します。
パラメータ | 説明 |
---|---|
|
このスキーマの名前。 |
|
オブジェクトの名前。 |
|
オブジェクトのネームスペース。 |
|
データセットの名前。 |
|
このパラメータは、データにリモートでアクセスできます。有効範囲は、データベースが存在するリージョン、個々のテナンシ、コンパートメントなどの様々なレベルに設定できます。 |
|
ツールがデータセットのカバーに表示されるイメージ。このパラメータは使用できません。 |
|
独自の |
|
多目的インターネット・メール拡張(MIME)タイプのサムネイルを指定します。 |
|
|
要求アクセス手順
このプロシージャは、指定されたデータセットへのアクセスをリクエストします。
構文
procedure request_access(namespace in varchar2,
data_set_name in varchar2,
auth_info out clob);
リクエスト・アクセス・パラメータ
Request Access
プロシージャにアクセスする場合は、次のパラメータを使用します。
パラメータ | 説明 |
---|---|
|
オブジェクトのネームスペース。 |
|
データセットの名前。 |
|
このパラメータは、戻り時にJSONとして生成されます。データセット・プロバイダが電子メール・アドレスを提供し、リクエスト元のユーザーがData Studio SMTP設定を設定している場合、リクエストは電子メールで送信され、このパラメータは |
付与アクセス・プロシージャ
このプロシージャは、指定されたデータセットへのアクセス権を付与します。認証情報パラメータには、共有IDが含まれている必要があります。
procedure grant_access(namespace in varchar2,
data_set_name in varchar2,
auth_info in clob);
アクセスの取消しプロシージャ
このプロシージャは、指定されたデータセットへのアクセスを取り消します。認証情報パラメータには、共有IDが含まれている必要があります。
構文
procedure revoke_access(namespace in varchar2,
data_set_name in varchar2,
auth_info in clob);
プロシージャの登録解除
このプロシージャは、指定されたデータセットへのアクセスを取り消します。認証情報パラメータには、共有IDが含まれている必要があります。
構文
procedure unregister(namespace in varchar2,
data_set_name in varchar2);
データセットのリスト・プロシージャ
このプロシージャは、データセットのリストを表示します。
構文
function list_data_sets(registrations in boolean default false)
return clob;
registrations
がtrue
の場合、リピーターするデータセットのリストが返されます。false
の場合、使用可能なデータ・セットを返します。
ストック・イメージURLの取得手順
このプロシージャは、イメージを選択できるURLを表示します。
構文
function get_stock_image_url return varchar2;
予約済ネームスペースの取得プロシージャ
このプロシージャは、システムによって予約されているネームスペースのJSON配列を表示します。これらのネームスペースは使用できません。
構文
function get_reserved_namespaces return clob;
登録プロシージャの更新
この手順では、既存の登録を更新します。
procedure update_registration(namespace in varchar2,
data_set_name in varchar,
scope in clob default null,
thumbnail in blob default null,
thumbnail_url in varchar2 default null,
thumbnail_mime_type in varchar2 default null,
parameters in clob default null);
この手順のパラメータについては、すでに前述しています。
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