Autonomous Databaseからクラウド・オブジェクト・ストアへのダンプ・ファイル・セットの移動

ダンプ・ファイル・セットをCloud Object Storeに移動するには、それらのファイルをデータベース・ディレクトリからCloud Object Storeにアップロードします。

  1. データベースに接続します。
  2. プロシージャDBMS_CLOUD.CREATE_CREDENTIALを使用してオブジェクト・ストアの資格証明を保存します。

    たとえば、次のとおりです。

    BEGIN
      DBMS_CLOUD.CREATE_CREDENTIAL(
        credential_name => 'DEF_CRED_NAME',
        username => 'adb_user@example.com',
        password => 'password'
      );
    END;
    /
    

    この操作では、資格証明が暗号化された形式でデータベースに格納されます。資格証明名には任意の名前を使用できます。このステップは、オブジェクト・ストアの資格証明を変更しないかぎり1回のみ必要です。資格証明を保存したら、同じ資格証明名を使用できます。

    様々なオブジェクト・ストレージ・サービスのusernameおよびpasswordパラメータの詳細は、CREATE_CREDENTIALプロシージャを参照してください。

  3. DBMS_CLOUD.PUT_OBJECTをコールして、データベースからクラウド・オブジェクト・ストアにダンプ・ファイルを移動します。

    たとえば、次のとおりです。

    BEGIN
       DBMS_CLOUD.PUT_OBJECT(credential_name => 'DEF_CRED_NAME',
         object_uri => 'https://objectstorage.us-phoenix-1.oraclecloud.com/n/namespace-string/b/bucketname/o/exp01.dmp',
         directory_name => 'DATA_PUMP_DIR',
         file_name => 'exp01.dmp');
       DBMS_CLOUD.PUT_OBJECT(credential_name => 'DEF_CRED_NAME',
         object_uri => 'https://objectstorage.us-phoenix-1.oraclecloud.com/n/namespace-string/b/bucketname/o/exp02.dmp',
         directory_name => 'DATA_PUMP_DIR',
         file_name => 'exp02.dmp');
       DBMS_CLOUD.PUT_OBJECT(credential_name => 'DEF_CRED_NAME',
         object_uri => 'https://objectstorage.us-phoenix-1.oraclecloud.com/n/namespace-string/b/bucketname/o/exp03.dmp',
         directory_name => 'DATA_PUMP_DIR',
         file_name => 'exp03.dmp');
       DBMS_CLOUD.PUT_OBJECT(credential_name => 'DEF_CRED_NAME',
         object_uri => 'https://objectstorage.us-phoenix-1.oraclecloud.com/n/namespace-string/b/bucketname/o/exp04.dmp',
         directory_name => 'DATA_PUMP_DIR',
         file_name => 'exp04.dmp');
    END;
    /
    

    この例では、namespace-stringはOracle Cloud Infrastructureオブジェクト・ストレージ・ネームスペースで、bucketnameはバケット名です。詳細は、オブジェクト・ストレージ・ネームスペースの理解を参照してください。

    PUT_OBJECTの詳細は、PUT_OBJECTプロシージャを参照してください。

  4. Oracle Data Pumpインポートおよびクリーン・アップの使用に必要なステップを実行します。詳細は、ダンプ・ファイルのダウンロード、Data Pump Importの実行、およびオブジェクト・ストアのクリーン・アップを参照してください。