Autonomous Data Guardを使用し、ローカル・スタンバイ・データベースにフェイルオーバーまたはスイッチオーバーする場合のデータベース接続の待機時間を短縮するには、次のステップに従います。
Autonomous Data Guardローカル・スタンバイがあり、複数の可用性ドメインがあるリージョンにいる場合、Autonomous Data Guardは、異なる可用性ドメインにローカル・スタンバイ・データベースを作成します。スタンバイ・データベースにフェイルオーバーまたはスイッチオーバーすると、ローカル・スタンバイがプライマリ・データベースになります。フェイルオーバーまたはスイッチオーバーを準備するには、スタンバイ・クライアントおよび中間層を有効にして、障害発生後またはスイッチオーバー後に、可用性ドメインに障害が発生してもアプリケーションが動作し続けることができるようにすることをお薦めします。
リージョン間のAutonomous Data Guardでデータベース接続にかかる待機時間を短縮 🔗
Autonomous Data Guardを使用し、フェイルオーバーまたはクロスリージョン・スタンバイ・データベースへのスイッチオーバーを行う場合のデータベース接続の待機時間を短縮するには、次のステップに従います。
1つ以上のクロスリージョンAutonomous Data Guardスタンバイ・データベースを追加すると、クロスリージョン・ピアを追加するときに選択したリージョンにクロスリージョン・スタンバイ・データベースが追加されます。クロスリージョンAutonomous Data Guardスタンバイ・データベースにフェイルオーバーまたはスイッチオーバーすると、クロスリージョン・スタンバイがプライマリ・データベースになります。リージョナル・フェイルオーバーまたはスイッチオーバーの準備をするには、スタンバイ・クライアントおよび中間層をリモート・リージョンで使用できるようにすることをお薦めします。これにより、リモート・リージョン内のクライアントおよび中間層が準備され、障害の場合やスイッチオーバー後にアプリケーションが動作し続けることが可能になります。
まず、ディザスタ・リカバリに少なくとも1つのクロスリージョンAutonomous Data Guardスタンバイが含まれていることを確認します。詳細は、クロスリージョン・スタンバイ・データベースの追加を参照してください。
Autonomous Data Guardを1つ以上のクロスリージョン・スタンバイ・データベースで使用する場合に、低レイテンシでクライアントおよび中間層を構成するには、次のステップに従います。
たとえば、アプリケーションがOracle Cloud Infrastructure Compute VMで実行される場合、コンピュート・インスタンスの作成時に、コンピュートVMの同じ可用性ドメインをAutonomous Data Guardスタンバイ・データベースとして選択します。これにより、クロスリージョン・スタンバイ・データベースとスタンバイ・コンピュートVMが同じリージョンに存在し、フェイルオーバーまたはスイッチオーバー後に同じ可用性ドメインを使用することが保証されます。
クロスリージョン・スタンバイが複数ある場合は、各リージョンで、対応する各スタンバイ・データベースのリージョンおよび可用性ドメインに一致する適切な可用性ドメインを使用します。この設定を複数回実行する必要があります(個々のリージョン内のすべてのコンポーネントでは、Autonomous Data Guardスタンバイと同じ可用性ドメインを使用する必要があります)。