データ分析ツールでの自然言語問合せの実行

Oracle Autonomous Databaseを問い合せるには、SQL問合せを記述するのではなく、自然言語問合せを使用します。

前提条件

自然言語問合せを使用するには、次のものが必要です。
  • OpenAI、CohereまたはAzure OpenAIアカウント・サービス(クレジットあり)
  • DBMS_CLOUD_AIパッケージへのアクセス。
ノート

分析ビューと表の両方に対して自然言語問合せを実行できます。

分析ビューでの自然言語からのSQL問合せの生成

分析ビューでSQL問合せから自然言語問合せを実行するには、次のステップを実行します。

たとえば、売上額をカテゴリ別に表示するとします。

  1. 「データ分析」ホームページで、問い合せる分析ビューのいずれかをクリックします。


    av-sales.pngの説明が続きます

    この例では、SH_SALES_HISTORY分析ビューを問い合せます。

    「分析」ページが表示されます。

  2. 「自然言語」を選択します。「自然言語」を選択すると、「SQL」ワークシート領域が開き、ワークシート領域に事前定義済のSQL問合せが表示されます。
    natural-language.pngの説明が続きます

    ノート

    「自然言語」オプションを表示できるのは、「自然言語プロンプトからSQLを生成するためのAIの選択」プロシージャを使用してAIプロファイルを構成および設定し、「接続」ページでData Studio設定ウィザードを設定した後のみです。
  3. 「自然問合せ」フィールドに、SH_SALES_HISTORYで実行する次の自然問合せを入力します。show me amount sold by category
  4. 「問合せの生成」をクリックします。
    result-query.pngの説明が続きます

  5. ツールによって問合せが生成されると、「問合せ結果」タブに問合せの結果が表示されます。「実行計画」タブで、PLAN_TABLEの内容をグラフィカルに表示することもできます。

    または、「チャート・ビュー」または「ダイアグラム・ビュー」の表示モードを切り替えることで、問合せ結果をチャート・ビューで表示できます。

表に対する自然言語からのSQL問合せの生成

表の自然言語からSQL問合せを生成するには、次の手順に従います。

最低価格の製品を表示するとします。
  1. 「データ分析」ホームページで、問い合せる表のいずれかをクリックします。この例では、PRODUCTS表を選択します。


    analysis-page.pngの説明が続きます

    これにより、「分析」ページが開き、選択した表PRODUCTSからすべての列を取得する問合せが表示されます。

  2. 「自然問合せの使用」を選択します。


    product-page.pngの説明が続きます

  3. 「自然問合せの使用」を選択すると、「表の選択」アイコンから複数の表を選択できます。
    ノート

    「自然言語」オプションを表示できるのは、「自然言語プロンプトからSQLを生成するためのAIの選択」プロシージャを使用してAIプロファイルを構成および設定し、「接続」ページでData Studio設定ウィザードを設定した後のみです。


    select-tables.pngの説明が続きます

    SQLクエリーを生成するテーブルを選択します。自然問合せを入力するテキスト・フィールドで、選択した表の列を使用できます。

    ノート

    「表形式ビュー」をクリックし、ナビゲータから「列およびフィルタ」ドロップ領域に列をドラッグ・アンド・ドロップして、問合せ対象の列を選択できます。


    note-image.pngの説明が続きます

  4. ビジュアライゼーションの「ベース問合せ」モードをクリックして、自然言語を入力します。

    「自然問合せテキスト」フィールドにshow me the minimum product price with the productと入力します。


    natural-query-tables.pngの説明が続きます

    「問合せの生成」をクリックします。

    「問合せの生成」を選択すると、自然言語が同等のSQL問合せに変換され、「問合せ結果」タブに結果が表示されます。

    かわりに、問合せ結果を表形式ビュー、ピボットおよびチャート・ビューで表示することもできます。表ブラウザからドロップ領域に行、列およびフィルタをドラッグ・アンド・ドロップできます。

    ノート

    「チャート」ビューから、水平および垂直シートで結果を表示できます。