Oracle Autonomous Database for Excel
Oracle Autonomous Database for Excelは、Microsoft ExcelスプレッドシートをAutonomous Databaseと統合して、データベースの分析ビューからデータを取得して分析します。SQL問合せを直接実行して、その結果をワークシートに表示することもできます。
- Macへのアドインのインストール
Oracle Autonomous Database for Excelは、Microsoft Office 365を実行しているMac OSでサポートされています。 - Windowsへのアドインのインストール
Oracle Autonomous Database for Excelは、Microsoft Excel 365を実行しているWindows 10およびWindows 11オペレーティング・システムでサポートされています。 - アドインのアンインストール
次の項では、Oracle Autonomous Databaseアドインをアンインストールするステップについて説明します。 - Oracle Autonomous Database for Excelの使用
アドインをインストールすると、新しいリボン・タブ「Autonomous Database」がMS Excelに表示されます。 - 接続管理
Excel用アドインを開始するたびに、接続を作成する必要があります。 - 接続のインポート
データベース・アクション起動パッドからダウンロードできる接続ファイルをインポートできます。このファイルはJSON形式です。 - 接続の追加
自律型データベースへの接続を手動で作成できます。接続を追加すると、Autonomous Databaseのスキーマに接続するデータベースへの接続資格証明を指定できます。 - 接続の共有
接続は、「接続」パネルの「接続の管理」ドロップダウン・フィールドから「接続のインポート」および「接続のエクスポート」メニューを使用してインポートまたはエクスポートできます。 - Excelワークシートでの直接SQL問合せの実行
Oracle Autonomous Database for Excelでは、直接SQL問合せを実行して、Excelワークシートでデータを操作できます。 - Excelワークシートでの分析ビューの問合せ
「問合せウィザード」メニューを使用すると、分析ビューを問い合せて、Excelワークシートで結果を取得できます。ウィザードでデータを取得すると、Excelに対してローカルになります。Excelでデータをさらに編集できますが、Autonomous Databaseに書き込むことはできません。 - Excelシートでのデータ分析
データ分析ツールを使用すると、SQL問合せを実行するか、直感的なドラッグ・アンド・ドロップ・インタフェースを使用して分析ビューを問い合せることで、Autonomous Databaseのデータを分析できます。実行するカスタム問合せを記述することもできます。特定の列で新しいファセット検索機能を使用して取得した結果セットにフィルタを動的に適用できるようになりました。 - Excelアドインでのエラーのトラブルシューティングに関するFAQ
Oracle Autonomous Database for Excelで問題が発生した場合は、この項のFAQを参照し、問題を解決してください。 - Oracle Autonomous Database for Excelのプライバシ・ポリシー詳細
このトピックでは、Autonomous Databaseリソースへのアクセスを制御するポリシーの作成の詳細を説明します。
親トピック: データ分析ツール
アドインをMacにインストールする
Oracle Autonomous Database for Excelは、Microsoft Office 365を実行しているMac OSでサポートされています。
Autonomous Database for Excelをインストールするには、次のステップに従って、Autonomous Databaseインスタンスからインストーラ・スクリプト・ファイルを実行します:
-
Database Actionsの起動パッドを開きます。
- 「データベース・アクション」ページの「ダウンロード」タブで、「Microsoft Excel/Google Sheetsアドインのダウンロード」ペインをクリックします。
- 「ダウンロード」をクリックします。
- 「Microsoft Excel」タブをクリックし、「アドインのダウンロード」ボタンをクリックして、oracleplugin.zipファイルをダウンロードします。
- これで、「ダウンロード」フォルダにzipファイルを表示できます。
- システムに「アドイン」という名前の新しいフォルダを作成します。
- 「アドイン」フォルダのzipファイルのコンテンツを抽出します。
次のステップに従ってアドインをインストールします。
- インストーラを実行する前に、Excelを終了します。
- 「アドイン」フォルダのinstall.shファイルに移動します。
- Right-click install.sh and select the following options as shown : Open With -> Other… -> Enable: All Applications ->Utilities->Terminal
- 完了したら、ターミナル・ウィンドウを閉じます。
- Excelを起動し、新規または既存のワークブックを開きます。
- Excelリボンの「Insert」メニューから、「My Add-ins」のドロップダウン・メニューを選択します。
「Developer Add-Ins」ダイアログ・ボックスの下に、新しい「Oracle Autonomous Database」エントリが表示されます。
- 「Oracle Autonomous Database」を選択します。
MS Excelに新しい「Autonomous Database」リボン・タブが表示されます。
Windowsへのアドインのインストール
Oracle Autonomous Database for Excelは、Microsoft Excel 365を実行しているWindows 10およびWindows 11オペレーティング・システムでサポートされています。
Oracle Autonomous Database for Excelをインストールするには、oracleplugin.zipファイルをダウンロードして抽出し、Database Actionsインスタンスからinstall.cmd スクリプト・ファイルを取得します。
-
Database Actionsの起動パッドを開きます。
- 「データベース・アクション」ページの「ダウンロード」タブで、「Microsoft Excel/Google Sheetsアドインのダウンロード」ペインをクリックします。
- 「ダウンロード」をクリックします。
- 「Microsoft Excel」タブの「アドインのダウンロード」アイコンをクリックして、Oracle Autonomous DatabaseのExcel用アドインをダウンロードします。
- oracleplugin.zipファイルをシステムの「ダウンロード」の新しいフォルダに抽出します。抽出されたフォルダは、インストーラ(install.cmdファイル)、manifest.xmlファイルおよびreadme.txtファイルで構成されます。
次のステップに従ってアドインをインストールします。
- インストーラを実行する前に、Excelを終了します。
- ダウンロードしたinstall.cmdファイルを右クリックします。
ノート
Windowsでインストーラを実行すると、アドインによってネットワーク共有が自動的に作成され、共有場所がOfficeアドインの信頼できるカタログの場所として追加されます。カタログは、Excelアドインのマニフェストを格納するために使用されます。これにより、ExcelアドインとOffice Storeで使用可能なその他のアドインを公開および管理し、企業利用のためのライセンスを取得できます。共有マニフェスト・フォルダを信頼できるカタログとして指定することで、Excelアドインを取得できます。
- 「管理者として実行」を選択します
ノート
Oracle Autonomous DatabaseのExcelアドインを正常にインストールするには、管理者権限が必要です。 - Excelを起動し、新規または既存のワークブックを開きます。
- Excelリボンの「開発者」メニューから、「アドイン」をクリックし、ポップアップ・ウィンドウの「共有フォルダー」タブを選択して、「Oracle Autonomous Database」を選択します。
- アドインをインストールすると、新しい「Autonomous Database」リボン・タブがMS Excelに表示されます。
初期インストール後にインストーラを再実行できます。インストーラを再実行し、プリファレンスのオプションを選択します。既存のインストールを削除するか、インストールした信頼できるカタログを選択するか、稼働中のインストールに別のマニフェストを追加することで、既存のインストールを修復できます。
アドインのアンインストール
次の項では、Oracle Autonomous Databaseアドインをアンインストールするステップについて説明します。
Windows向けのOracle Autonomous DatabaseのExcel用アドインをアンインストールするには:
- manifest.xmlファイルを%LOCALAPPDATA%\Oracle\Autonomous Database\manifestにあるフォルダから削除します。
- MS Excelから「Autonomous Database」タブを削除するには、「Officeアドイン」ウィンドウの「リフレッシュ」をクリックします。
アドインをアンインストールした後、別のAutonomous Database (ADB)から再インストールすると、アドインは古いADBをロードしようとします。共有マニフェスト・フォルダの場所(共有パス)が正しい場所を指しているかどうかを確認する必要があります。詳細については、Configuring the Excel Trusted Add-in Catalog in FAQs for Troubleshooting errors with Excel Add-inを参照してください。
Mac向けのOracle Autonomous Database for Excelをアンインストールするには:
- 端末に次のコマンドを入力して、manifest.xmlファイルを削除します。
Oracle Autonomous Database for ExcelがMacからアンインストールされます。
Oracle Autonomous Database for Excelの使用
アドインをインストールすると、新しいリボン・タブ「Autonomous Database」がMS Excelに表示されます。
複数のAutonomous Databasesに接続し、分析ビュー、表およびビューを操作し、ワークシートにデータを表示できます。
このリボンには、Autonomous Databaseに接続できるボタンがあります。
「接続」をクリックしてAutonomous Databaseに接続します。詳細は、「接続管理」を参照してください。
「設定」をクリックして、Excelアドインのロギング・レベル設定を表示します。ログ情報をクリップボードにコピーすることで、ログをクリアしたり、ログファイルをエクスポートしたりすることもできます。
「情報」をクリックして、アドインおよびサポートされているExcelバージョンを表示します。「情報」ウィンドウには、スプレッドシートがデータベースに接続されているかどうかも表示されます。また、データベースおよびOracle Rest Data Servicesのバージョン情報も表示されます。
「直接SQL」をクリックして、カスタムSQL問合せを実行します。
「問合せウィザード」をクリックして、問い合せる分析ビューを選択します。問合せの確認および編集、フィルタおよび計算の追加または編集、表形式およびピボット形式からの出力形式の選択を実行できます。
「分析およびレポート」をクリックして、Web UIを使用して作成されたExcelアドインを分析およびレポートします。
「データ分析」をクリックして、既存の分析ビューを問い合せ、問合せを実行します。
リボンから「直接SQL」アイコンまたは「問合せウィザード」アイコンを選択すると、「Excel」タスク・ペインで「Oracle Autonomous Database」ウィザードが起動します。