データベースおよびアクセス・モード
デフォルトでは、DBシステムは読取り/書込みモードで実行され、すべての有効なユーザー・アカウントがそれに接続できます。書込み操作が許可されない読取り専用モードにDBシステムを構成できます。また、管理者ユーザーのみがアクセス・モードに接続できるように設定することもできます。
データベース・モード 🔗
データベース・モードによって、DBシステムに接続しているユーザーが実行できる操作のタイプが決まります。
次の2つのデータベース・モードがあります。
- 読取り/書込み: ユーザーは、DBシステムに格納されているデータを取得および変更できます。
- 読取り専用: データの取得を許可し、データの変更を防止します。このモードを使用すると、インバウンド・レプリケーションのターゲットDBシステムでの書込み操作を防止できます。
ノート
DBシステムのデータベース・モードを読取り専用に構成する場合、HeatWaveはSUPER_READ_ONLY
システム変数をON
に設定します。また、ディスク領域が不足している場合、ヘルス・モニターは、この変数をON
に設定します。ディスク領域不足がリカバリされると、ヘルス・モニターは変数をOFF
にリセットし、データベース・モードに関係なくDBシステムで書込み操作を許可します。DBシステムを再起動して、読取り専用データベース・モードを保持できます。「ヘルス・モニターの概要」を参照してください。
アクセス・モード 🔗
アクセス・モードによって、DBシステムに接続できるユーザー・アカウントが決まります。
次の2つのアクセス・モードがあります。
- すべてのユーザー: すべてのユーザーがDBシステムに接続してデータにアクセスできます。
- 管理者のみ: 管理者ユーザーのみへのアクセスを制限します。このモードを使用すると、管理者はユーザー操作を妨げずにDBシステムでメンテナンス操作を実行できます。また、このモードを使用して、ユーザーがディザスタ・リカバリやその他の目的でDBシステムにアクセスできないようにすることもできます。
ノート
DBシステムのアクセス・モードを管理者のみに構成する場合、HeatWaveはOFFLINE_MODE
システム変数をON
に設定します。また、ディスク領域が不足している場合、ヘルス・モニターは、この変数をON
に設定します。ディスク領域不足がリカバリされると、ヘルス・モニターはこの変数をOFF
にリセットし、アクセス・モードに関係なくすべてのユーザーがDBシステムに接続できるようにします。DBシステムを再起動して、管理者のみのアクセス・モードを保持できます。「ヘルス・モニターの概要」を参照してください。
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