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AWRエクスプローラを使用したデータベース・パフォーマンスの分析

AWRエクスプローラを使用して、管理対象データベースのAWRデータを調査および分析し、それを中央リポジトリとして使用して、他のデータベースのAWRデータをインポート、分析および比較できます。

AWRは、Oracle Databaseに組み込まれたリポジトリであり、データベースのパフォーマンス統計を収集、処理およびメンテナンスします。AWRは2つのコンポーネントで構成されます: V$ビューからアクセス可能なインメモリー・パフォーマンス統計と、データベースに保持されるこれらのV$ビューのスナップショットです。スナップショットは、データベースによって定期的に自動収集される履歴パフォーマンス・データのセットです。デフォルトでは、スナップショットは1時間ごとに取得され、AWRに8日間保持されます。スナップショット間隔を変更して、スナップショットの取得および格納の頻度を決定できます。これらのスナップショットから導出された履歴データは、データベースのWRH$DBA_HISTなどの表に記録され、Oracle Databaseにより提供されるほとんどの問題検出および自己チューニング・メカニズムの基礎となります。また、このデータは、AWR抽出機能を使用してあるデータベースから別のデータベースに転送できるため、1つのデータベースをAWRデータを分析するための集中リポジトリとして使用できます。AWRおよびそれを有効にする方法の詳細は、『Oracle Databaseパフォーマンス・チューニング・ガイド』のデータベース・パフォーマンスの診断およびチューニングに関する項を参照してください。

データベース管理におけるAWRエクスプローラは、パフォーマンスおよびデータ・ビジュアライゼーションのツールを統合したもので、AWRスナップショットからの履歴パフォーマンス・データをわかりやすいチャートで表示します。これによって単一のインタフェースでAWRデータをビジュアル化できるため、パフォーマンスのトレンドを分析し、問題を検出できます。

AWRエクスプローラを使用すると、次のことができます:

  • 管理対象データベースのAWRデータを調査および分析します。
    ノート

    • 外部データベースでAWRエクスプローラを使用するには、管理エージェント210403.1349以降が必要です。
    • AWRエクスプローラは、Oracle Database Enterprise Editionバージョン12.2以降でのみ使用でき、データベースにCOMPATIBLE初期化パラメータが設定されている場合は、バージョン12.2.0以降と一致する必要があります。データベースの互換性の詳細は、『Oracle Databaseアップグレード・ガイド』Oracle Databaseの互換性の概要に関する項を参照してください。また、「AWRエクスプローラ」ボタンが有効になるには、データベースのステータスが稼働中である必要があります。
  • awrload.sqlを使用して他のデータベースから管理対象データベースにAWRデータをインポートし、AWRエクスプローラを使用してデータを分析します。AWRを別のデータベースから管理対象データベースにインポートする方法の詳細は、My Oracle Supportのあるデータベースから別のデータベースへのAWRのエクスポートおよびインポート方法(KB83030)を参照してください。

AWRエクスプローラに関連するタスクは、コンソールおよびAPIを使用して実行できます。コンソールでのAWRエクスプローラへのアクセスおよび使用の詳細は、この項とそのトピックを参照してください。APIの詳細は、データベース管理APIを参照してください。

AWRエクスプローラにアクセスするには:

  1. 管理対象データベースの「管理対象データベースの詳細」ページに移動します。
  2. 「AWRエクスプローラ」をクリックします。

    AWRエクスプローラが表示されます。

次のフィールドがAWRエクスプローラに表示されます。これらのフィールド内のオプションを選択して、表示するデータを決定できます:

  • データベース: AWRに格納されているデータベースの名前。デフォルトでは、AWRエクスプローラで詳細ページが起動されたデータベースが選択されます。管理対象データベースでAWRが有効になっていないが、AWRデータが他のデータベースから管理対象データベースにインポートされた場合は、最新のAWRスナップショットを持つデータベースが選択されます。「データベース」フィールドをクリックして、「AWRスナップショットの選択」パネルを表示し、次のようにします:
    • 使用可能なスナップショット範囲からスナップショット範囲を選択します。これは、同じデータベースからの連続するスナップショットIDに基づいて定義されます。たとえば、データベースでスナップショット2、3、4、5、101および102が使用可能な場合、スナップショット範囲は2から5および101から102になります。デフォルトでは、最新のスナップショット範囲が選択されます。
    • 別のデータベースおよびスナップショット範囲を選択します。これは、管理対象データベースが他のデータベースからのAWRデータの中央リポジトリとして使用されている場合に適用されます。
  • 時間範囲: AWRデータが表示されるスナップショット範囲の期間。デフォルトでは、最新のAWRスナップショット範囲の期間が選択されます。ただし、スナップショット範囲に6個を超えるスナップショットがある場合、デフォルトの時間範囲は、スナップショット範囲内の最新の6個のスナップショットの期間になります。たとえば、各スナップショットの期間(スナップショット間隔)が10分の場合、時間範囲は6 * 10分= 1時間であり、この時間範囲内のデータが表示されます。

    「時間範囲」フィールドをクリックして「カスタム時間範囲」ダイアログ・ボックスを表示し、必要に応じて、選択した時間範囲内の期間を変更します。

  • タイム・ゾーン: AWRデータが表示されるタイム・ゾーン。デフォルトでは、UTC (協定世界時)タイム・ゾーンが選択されています。このフィールドをクリックすると、デフォルトのタイム・ゾーンがローカル・ブラウザのタイム・ゾーンに置き換わります。

AWRエクスプローラのタブ

次のAWRエクスプローラ・タブで、選択した時間範囲内のデータベース・パフォーマンスの重要な側面を監視できます。これらのタブには、AWRデータを簡単に解釈および比較できるチャートが表示されます。

  • プロファイルのロード: このタブには、AWR表の履歴システム統計(DBA_HIST_SYSSTATなど)が表示されます。チャートには、「タイム・モデルの概要」「接続」「ログオン」などのデフォルトのSYSSTATカテゴリが表示されます。このカテゴリは、データベースのグローバル・ヘルスの概要を示します。

    「ロード・プロファイル」タブで、サポートされている他のシステム統計を表示するためのチャートを追加できます。これを行うには:

    1. 「システム統計」ドロップダウン・リストで「カスタム」を選択します。
    2. 「ロード・プロファイル・チャートの追加」をクリックします。
    3. 「カスタム・ロード・プロファイル・チャートの追加」パネルで、新しいチャートのタイトルを入力し、表示するシステム統計を選択して、「ロード・プロファイル・チャートの追加」をクリックします。
  • メトリック: このタブには、AWR表のシステム・メトリック(DBA_HIST_SYSMETRIC_HISTORYなど)が表示されます。チャートには、CPU、I/O、ネットワーク・メトリックなどのメトリックが表示されます。

    ノート

    システム・メトリックはPDB AWRで使用できないため、「メトリック」タブにPDBのデータは表示されません。

    「メトリック」タブで、サポートされている他のメトリックを表示するためのチャートを追加できます。これを行うには:

    1. 「メトリック」ドロップダウン・リストで「カスタム」が選択されていることを確認します。
    2. 「メトリック・チャートの追加」をクリックします。
    3. 「カスタム・メトリック・チャートの追加」パネルで、新しいチャートのタイトルを入力し、表示するメトリックを選択して、「メトリック・チャートの追加」をクリックします。
  • 待機イベント: このタブには、AWR表の待機時間でソートされた上位10件の待機イベント(DBA_HIST_SYSTEM_EVENTなど)が表示されます。チャートには、待機イベントおよび対応する「Waits per second」および「Average wait time」情報が表示されます。

    「待機イベント」タブでは、次のこともできます:

    • 他の待機イベントを表示するための新しいチャートを追加します。これを行うには、「待機イベント」ドロップダウン・リストで待機イベントを選択し、「待機イベント・チャートの追加」をクリックします。
    • 選択したスナップショット範囲内で、待機の割合を期間別に分類して待機イベントのヒストグラムを表示します。ヒストグラムを表示するには、待機イベント・チャートごとに使用可能な「ヒストグラムの表示」オプションをクリックするか、チャートをクリックします。
  • アクティビティ: このタブを使用すると、ASHディメンションを選択し、選択した時間範囲内のそのディメンションの上位アクティビティを表示することで、データベースのパフォーマンス・トレンドを表示できます。下にスクロールして、「平均アクティブ・セッション」チャートで選択したディメンションに基づいて追加ディメンション別に上位アクティビティを表示することもできます。たとえば、「平均アクティブ・セッション」チャートでデフォルト・ディメンション「待機クラス」が選択されている場合、上位の「SQL ID」および「待機イベント」「待機クラス」別に表示したり、表の左上隅にあるドロップダウン・リストで他のディメンションを選択することもできます。

    ノート

    管理対象データベースのパフォーマンス・ハブと同様に、AWRエクスプローラの「アクティビティ」タブでデータを使用できるかどうかはOracle Databaseのタイプおよびバージョンによって決まり、また特定の追加権限が必要です。詳細は、My Oracle SupportのOCI: パフォーマンス・ハブの前提条件(KB59684)を参照してください。
  • データベース・パラメータ: このタブには、変更されたすべてのデータベース・パラメータが表示されます。「変更済」列のリンクをクリックすると、変更履歴が表示されます。変更履歴情報には、データベース・パラメータが変更されたときのスナップショットのID、スナップショットの開始時間と終了時間、変更された値などの詳細が含まれます。

    このタブでは、すべてのデータベース・パラメータ(変更されなかったものを含む)も参照できます。これを行うには、「変更されていないパラメータの非表示」チェック・ボックスの選択を解除します。

AWRチャートのビジュアライゼーション・オプション

次のデータ・ビジュアライゼーション・オプションを使用して、データをフィルタし、AWRエクスプローラ・チャートでのデータの表示方法を変更できます。

  • RAWデータまたはチャートの表示(rawデータ/チャートの表示): 折れ線グラフとRAWデータを切り替える場合にクリックします。このオプションを使用して、RAWデータをコピーおよび分析できます。
  • バー・チャートまたはライン・チャートに変更(棒/線グラフに変更): ライン・チャートとバー・チャートを切り替える場合にクリックします。1つのチャートでビジュアライゼーション・オプションに行った変更は、そのタブのすべてのチャートに適用されます。
  • Zoom inおよびZoom out (ズーム・インおよびズーム・アウト): チャートに表示される内容の範囲を変更する場合にクリックします。「ズーム・イン」アイコンをクリックした後、マウスとタッチ・パッドを使用してチャートの右または左にスクロールし、ズーム・インおよびズーム・アウトできます。1つのチャートでズーム・オプションを使用して行った変更は、そのタブのすべてのチャートに適用されます。
  • リストア (リストア): 他のオプションを使用したチャートの変更を取り消し、デフォルトの表示に戻す場合にクリックします。
  • チャートをイメージとして保存(チャートをイメージとして保存): チャートを.png形式で保存します。
  • チャートの削除 (チャートの削除): タブからチャートを削除する場合にクリックします。チャートを再度追加するには、タブのドロップダウン・リストでそれを選択して、「<タブの名前>チャートの追加」をクリックします。

レポートを生成

AWRエクスプローラで、データベースから様々なレポートを生成およびダウンロードできます。

これを行うには、「レポート」をクリックし、次のいずれかのオプションを選択します:

  • AWR: 「AWRレポートの生成」パネルで、スナップショット範囲を選択し、「レポートの生成」をクリックして、追加のパフォーマンス・データを含むAWRレポートを生成およびダウンロードします。
  • SQL: 「SQLヘルス・チェック・レポートの生成」パネルで、スナップショット範囲を選択し、SQL IDを指定し、「レポートの生成」をクリックして、指定したSQL文の追加のパフォーマンス・データを含むSQLヘルス・チェック・レポートを生成およびダウンロードします。
  • ASH: 「ASHレポートの生成」パネルで、開始時間および終了時間を選択し、「レポートの生成」をクリックして、追加のASHデータを含むASHレポートを生成およびダウンロードします。