自動的にマウントするためのファイル・システムの構成(Linuxインスタンス)
Linuxインスタンスでは、インスタンスの起動時にエクスポートされたファイル・システムを自動的にマウントする場合は、/etc/fstab
ファイルにマウント情報を追加する必要があります。
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ファイル・システムをマウントするインスタンスにログインします。
インスタンスへの接続を参照してください。
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マウント・ポイントが作成されていない場合は作成します。
例:
mkdir /mnt/fs01
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エディタで
/etc/fstab
ファイルを開き、自動的にマウントするnfsファイル・システムの行を追加します。これは、
/etc/fstab
ファイル・エントリの例です。192.0.2.0:/export/3ywflz8hhqfde81miewqwjfd049zju69502t9ouo6shzidr4dndaz1hd6qfi /mnt/fs01 nfs nfsvers=4.1,nosuid,nofail 0 0
/etc/fstab
ファイル・スペースで区切られたフィールドは、次のエントリで指定されます。-
フィールド1:マウントするデバイス。ネットワーク・ファイル・システムの場合は、<mount target IP>
:
<export_path>を指定します。マウント・ターゲットのIPアドレスの取得およびファイル・システムのエクスポートの作成を参照してください。
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フィールド2:インスタンスのマウント・ポイントのフルパス。
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フィールド3:ファイル・システム・タイプ。この場合、
nfs
を指定します。 -
フィールド4:次のようなカンマで区切られたNFSマウント・オプション:
nfsvers=<version>,nosuid,nofail
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nfsvers=
。<version>は、次のいずれかです。-
3,noacl
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4.0
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4.1
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nosuid
– 権限のないユーザーが権限をrootにエスカレートするのを防ぎます。 -
nofail
– 使用できないファイル・システムによりインスタンス再起動プロセスが失敗しないようにします。
この場合、Linux、Red HatまたはCentOSへのファイル・システムのマウントで説明されているものと同じオプションを使用します。各オプションはカンマで区切られます。
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フィールド5:ダンプ・バックアップの廃止オプション。ダンプ・バックアップがない場合は、
0
(ゼロ)を指定します。 -
フィールド6:ファイル・システム・チェック(fsck)の順序。チェックしない場合は、
0
(ゼロ)を指定します。
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次のコマンドを使用して、
/etc/fstab
ファイルにあるボリュームをマウントします:sudo mount -a
エラー・メッセージが表示された場合は、原因を修正してから続行します。
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ファイル・システムがマウントされていることを確認します。
mount | grep nfs
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ファイル・システムが自動的にマウントされることを確認するには、インスタンスを再起動します。
sudo reboot
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リブート後、インスタンスにログインし、nfsファイル・システムがマウントされているかどうかを確認します。
mount | grep nfs