データベース・パフォーマンスの分析
データベース・パフォーマンス・ダッシュボードを使用すると、フリート・レベルの包括的なビューを使用して、フリートのデータベース・パフォーマンスに関するインサイトを得ることができます。ワークロード全体を追跡し、ワークロードが最も高いデータベースを特定し、実用的な領域を特定して最適化を行います。特定のデータベースのトップ・アクティビティとADDMの推奨事項に関する詳細な情報を表示します。
データベース・パフォーマンス・ダッシュボードにアクセスするには、「Opsインサイト」にナビゲートし、メイン・メニューから「データベース・インサイト」を選択して「DBパフォーマンス」をクリックします。これにより、データベース・パフォーマンス・ダッシュボードがロードされます。
図7-1データベース・パフォーマンス・ダッシュボード

データベース・パフォーマンス・ダッシュボードの上部バーで、表示するコンパートメントを選択し、パフォーマンス・インサイトに子コンパートメントを表示する場合は「サブコンパートメント」を選択します。次に、「データベース」および「時間範囲」(7日、30日、90日、6か月またはカスタム)を選択します。これにより、次の表に示すデータをフィルタできます。
- CPUインサイト: データベース時間が超過していることが示されたデータベース、および/またはスケジューラの待機時間が合計データベース時間の1%を超えています。この洞察は、CPUが飽和しているデータベース、または一部のコンシューマ・グループを制限しているリソース・マネージャのCPUを示します。
- SQLの低下: レスポンス時間が低下したSQLを持つデータベース。
- 高い待機時間: 非IO (入出力)待機時間がデータベースCPU時間の50%を超えたデータベース。
- ADDMの推奨事項: 選択したデータベースに対するADDMスポットライトの推奨事項により、パフォーマンスが向上します。
メインのグラフ領域には、「トップ」アクティビティと「ロード」マップの2つのタブが表示されます。「上位アクティビティ」チャートには、選択した期間のフリート・データベース時間の合計の内訳の詳細が表示されます。平均アクティブ・セッションの単位で最もビジーな上位7個のデータベースが表示されます。ロード・マップには、選択した期間の合計データベース時間のツリーマップが表示されます。
ダッシュボードの下部にある表には、アクティビティ別上位データベースが表示され、アクティブ・セッション別に上位10のデータベースのリストを表示できます。