データベース・アクションを使用したアクティビティと使用状況のモニター
データベース・アクションは、「データベース・ダッシュボード」カードに「概要」および「モニター」タブがあり、Autonomous Databaseインスタンスの使用状況に関するリアルタイムおよび履歴情報を提供します。
必要に応じて、次の前提条件ステップを実行します:
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Oracle Cloudの横にあるをクリックして、Oracle Cloud Infrastructureコンソールを開きます。
- Oracle Cloud Infrastructureの左側のナビゲーション・メニューで「Oracle Database」をクリックし、ワークロードに応じて「Autonomous Data Warehouse」、「Autonomous JSON Database」または「Autonomous Transaction Processing」のいずれかをクリックします。
使用状況に関する一般情報が表示される「概要タブを表示するには、次を実行します:
Oracle Cloud Infrastructure Consoleにログインしなくても、起動パッドURLを直接ブックマークしてそのURLに移動できます。ログアウトしてブックマークを使用する場合、
ADMIN
のユーザー名とパスワードを入力し、「サインイン」をクリックする必要があります。ADMIN
ユーザーのパスワードを変更するには、Autonomous DatabaseでのADMINパスワードの設定を参照してください。
- データベース・ダッシュボードの概要
「概要」タブには、Autonomous Databaseの使用状況に関するリアルタイムおよび履歴情報が表示されます。 - データベース・ダッシュボード・アクティビティ
「モニター」タブには、Autonomous Databaseのパフォーマンス・データ、アクティビティおよび使用状況に関するリアルタイムおよび履歴情報が表示されます。
データベース・ダッシュボードの概要
「概要」タブには、Autonomous Databaseの使用状況に関するリアルタイムおよび履歴情報が表示されます。
このページに表示されるチャートは次のとおりです:
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ストレージ:このチャートには、プロビジョニング済、割当て済および使用済のストレージが表示されます。このチャートは、現在どの程度の割合の領域が使用中であるかを示します。
プロビジョニング済ストレージは、インスタンスをプロビジョニングするとき、またはストレージをスケーリングしてストレージを変更するときに選択するストレージの量です。
割当て済ストレージは、すべてのデータ表領域および一時表領域に物理的に割り当てられたストレージの量であり、これらの表領域に空き領域が含まれます。これには、サンプル・スキーマのストレージは含まれません。
使用済ストレージは、すべてのデータおよび一時表領域で実際に使用されているストレージの量です。これには、サンプル・スキーマのストレージは含まれません。使用済ストレージは、次のようなAutonomous Database内のストレージです:
- すべてのデータベース・オブジェクトによって使用されるストレージ。ノート: サンプル・スキーマのストレージは、ストレージに対してカウントされないため、チャートには含まれません。
- ユーザーがファイル・システムに格納したファイルのストレージ。
- 一時表領域で使用されるストレージ。
- 使用済ストレージでは、データおよび一時表領域内の空き領域は除外されます。
デフォルトでは、使用されているストレージはチャートに表示されません。「使用済ストレージ」を選択してチャートを開き、使用済ストレージを表示します(値はチャートを開くと計算されます)。
Autonomous JSON Databaseの場合、チャートには、JSONドキュメントを格納していない使用済ストレージの割合を示す追加フィールドが表示されます。
サンプル・スキーマSHおよびSSBの詳細は、Autonomous Databaseでのサンプル・データ・セットの使用を参照してください。
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CPU使用率(%) - ECPUコンピュート・モデル:このチャートは、サービスのCPU使用率の履歴を示します:
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コンピュート自動スケーリング無効: このチャートには、1時間ごとのデータが表示されます。データ・ポイントは、その時間の平均CPU使用率を示します。たとえば、10:00のデータ・ポイントは、9:00-10:00の平均CPU使用率を示します。
使用率は、データベースで使用できるECPUの数に基づいてレポートされます。たとえば、データベースに4つのECPUがある場合、このグラフの割合は4つのECPUに基づきます。
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コンピュート自動スケーリング有効: コンピュート自動スケーリングが有効なデータベースでは、データベースで使用できるECPUの最大数(ECPUの数の3倍)を基準にして使用率がレポートされます。たとえば、データベースに自動スケーリングが有効な4つのECPUがある場合、このグラフの割合は12 ECPUに基づきます。
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CPU使用率(%):このチャートは、サービスのCPU使用率の履歴を示します:
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コンピュート自動スケーリング無効: このチャートには、1時間ごとのデータが表示されます。データ・ポイントは、その時間の平均CPU使用率を示します。たとえば、10:00のデータ・ポイントは、9:00-10:00の平均CPU使用率を示します。
使用率は、データベースで使用可能なOCPUの数に基づいてレポートされます。たとえば、データベースに4つのOCPUがある場合、このグラフの割合は4つのOCPUに基づきます。
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コンピュート自動スケーリング有効: コンピュート自動スケーリングが有効なデータベースでは、データベースで使用できるOCPUの最大数について、使用率がレポートされます。たとえば、データベースに自動スケーリングが有効な4つのOCPUがある場合、このグラフの割合は12のOCPUに基づきます。
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実行中のSQL文: このチャートには、実行中のSQL文の平均数の履歴が表示されます。このチャートには、毎時データが表示されます。データ・ポイントは、その時間の実行中のSQL文を示します。たとえば、10:00のデータ・ポイントは、9:00-10:00に実行中のSQL文の平均数を示します。
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割当て済ECPU数(ECPUコンピュート・モデルの場合のみ表示):
結果の表示に関するノート:
- コンピュート自動スケーリング無効: コンピュート自動スケーリングが無効になっているデータベースの場合、チャートには、データベースに割り当てられたECPUの数が時間ごとに表示されます(データベースが少なくともその時間の一部に開かれていた場合)。
- コンピュート自動スケーリング有効: コンピュート自動スケーリングが有効になっているデータベースの場合、チャートには、その時間中に使用されたECPUの平均数が時間ごとに表示されます(その値がプロビジョニングされたECPUの数より大きい場合)。使用されたCPUの数がプロビジョニングされたCPUの数以下の場合、チャートにはその時間の割り当てられたCPUの数が表示されます。
- 停止済データベース: データベースがその時間中、完全に停止されていた場合、チャートにはその時間の割り当てられたECPUが0と表示されます。
詳細は、「詳細の表示」をクリックします。これには、データベースおよび外部リソースに割り当てられたECPUの数、割り当てられたECPUの合計が含まれます。
「詳細の表示」ビューには、データベースECU使用率と外部リソースECU使用率の個別の値が含まれます。外部リソースには、Cloud SQL、Graph、OML4PYなどがあります。「Total ECPUs」は、Autonomous Databaseで使用されているECPUの総数です。外部ECPU値は、外部ECPUが合計ECPU使用率にどのように寄与しているかを示します。
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割当て済OCPU数(OCPUコンピュート・モデルの場合のみ表示):
結果の表示に関するノート:
- コンピュート自動スケーリング無効: コンピュート自動スケーリングが無効になっているデータベースの場合、チャートには、データベースに割り当てられたOCPUの数が時間ごとに表示されます(データベースが少なくともその時間の一部に開かれていた場合)。
- コンピュート自動スケーリング有効: コンピュート自動スケーリングが有効になっているデータベースの場合、チャートには、その時間中に使用されたOCPUの平均数が時間ごとに表示されます(その値がプロビジョニングされたOCPUの数より大きい場合)。使用されているOCPUの数がプロビジョニングされているOCPUの数以下の場合、チャートにはその時間の割り当てられたOCPUの数が表示されます。
- 停止済データベース: データベースがその時間中、完全に停止されていた場合、チャートにはその時間の割り当てられたOCPUが0と表示されます。
データベースおよび外部リソースに割り当てられたOCPUの数、割り当てられたOCPUの合計などの詳細は、「詳細の表示」をクリックします。
「詳細の表示」ビューには、データベースOCPU使用率と外部リソースOCPU使用率の個別の値が含まれます。外部リソースには、Cloud SQL、Graph、OML4PYなどがあります。合計OCPUは、Autonomous Databaseで使用されているOCPUの合計数です。外部OCPU値は、外部OCPUが合計OCPU使用率にどのように寄与しているかを示します。
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SQL文のレスポンス時間: このチャートには、SQL文の平均レスポンス時間(秒)の履歴が表示されます。このチャートには、毎時データが表示されます。データ・ポイントは、その時間のSQL文の平均レスポンス時間を示します。たとえば、10:00のデータ・ポイントは、9:00-10:00のSQL文の平均レスポンス時間(秒)を示します。
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実行されたSQL文/秒
ノート
Autonomous Databaseインスタンスのワークロード・タイプがデータ・ウェアハウスの場合、データベース・ダッシュボードにこのチャートは表示されません。.
パフォーマンス・データのデフォルトの保存期間は30日です。CPU使用率、実行中の文および平均SQLレスポンス時間のチャートには、デフォルトで過去8日間のデータが表示されます。
保存期間を変更するには、PL/SQLプロシージャDBMS_WORKLOAD_REPOSITORY.MODIFY_SNAPSHOT_SETTINGS()
を使用して、自動ワークロード・リポジトリの保存期間を設定します。設定できるのは、30日間です。『Oracle Database PL/SQLパッケージおよびタイプ・リファレンス』を参照してください。
より多くのパフォーマンス・データを格納する必要がある場合は、OCI Ops Insights AWR Hubを使用できます。詳細は、「自動ワークロード・リポジトリ(AWR)のパフォーマンス・データの分析」を参照してください。
データベース・ダッシュボードのアクティビティ
「モニター」タブには、Autonomous Databaseのパフォーマンス・データ、アクティビティおよび使用状況に関するリアルタイムおよび履歴情報が表示されます。
「モニター」タブのデフォルト・ビューはリアルタイムです。このビューには過去1時間のパフォーマンス・データが表示されます。
このページのチャート:
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データベース・アクティビティ
このチャートには、CPUを使用しているか、待機イベントを待機しているデータベース内のセッションの平均数が表示されます。待機イベントの詳細は、『Oracle Databaseリファレンス』を参照してください。
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CPU使用率(ECPUコンピュート・モデルを使用)
このチャートには、各コンシューマ・グループのCPU使用率が表示されます。使用率は、データベースで使用できるECPUの数に基づいてレポートされます。たとえば、データベースに4つのECPUがある場合、このグラフの割合は4つのECPUに基づきます。
コンピュート自動スケーリングが有効になっているデータベースでは、データベースで使用できるECPUの最大数(ECPUの数の3倍)に基づいて使用率がレポートされます。たとえば、データベースに自動スケーリングが有効な4つのECPUがある場合、このグラフの割合は12 ECPUに基づきます。
コンシューマ・グループの詳細は、Autonomous Databaseでの同時実行性と優先度の管理を参照してください。
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CPU使用率(OCPUコンピュート・モデルを使用)
このチャートには、各コンシューマ・グループのCPU使用率が表示されます。使用率は、データベースで使用可能なOCPUの数に基づいてレポートされます。たとえば、データベースに4つのOCPUがある場合、このグラフの割合は4つのOCPUに基づきます。
コンピュート自動スケーリングが有効になっているデータベースでは、データベースで使用できるOCPUの最大数に基づいて使用率がレポートされます。たとえば、データベースに自動スケーリングが有効な4つのOCPUがある場合、このグラフの割合は12のOCPUに基づきます。
コンシューマ・グループの詳細は、Autonomous Databaseでの同時実行性と優先度の管理を参照してください。
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実行中の文
このチャートには、各コンシューマ・グループで実行中のSQL文の平均数が表示されます。
コンシューマ・グループの詳細は、Autonomous Databaseでの同時実行性と優先度の管理を参照してください。
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キューされたステートメント
このチャートには、各コンシューマ・グループでキューされたSQL文の平均数が表示されます。
コンシューマ・グループの詳細は、Autonomous Databaseでの同時実行性と優先度の管理を参照してください。
以前のデータを表示するには、「期間」をクリックします。パフォーマンス・データのデフォルトの保存期間は30日です。デフォルトでは、期間ビューに過去8日間の情報が表示されます。
期間ビューでは、過去30日間の特定の期間を参照するためにカレンダを使用できます。タイム・スライダを使用して、パフォーマンス・データの表示期間を変更することもできます。
保存期間は、PL/SQLプロシージャ
DBMS_WORKLOAD_REPOSITORY.MODIFY_SNAPSHOT_SETTINGS
を使用して、自動ワークロード・リポジトリの保存期間設定を変更できます。保存時間を増やすと、パフォーマンス・データのストレージ使用量が増えることに注意してください。『Oracle Database PL/SQLパッケージおよびタイプ・リファレンス』を参照してください。