フィールドの作成

Oracle Logging Analyticsには、パーサーおよび拡張フィールド定義で使用する複数のOracle定義フィールドが用意されています。検索対象の適切なフィールド名が見つからない場合は、解析式で使用できるカスタム・フィールドを作成します。

作成できるカスタム・フィールドの数には制限があることに注意してください。フィールドの作成前に、コンソールのメッセージとして、作成できる各データ型の残りのラベルの数が示されます。

  1. ナビゲーション・メニューを開き、「監視および管理」をクリックします。「ログ・アナリティクス」で、「管理」をクリックします。「管理の概要」ページが開きます。

    管理リソースが、左側のナビゲーション・ペインの「リソース」の下にリストされます。「フィールド」をクリックします。

  2. 「フィールド」ページで、「フィールドの作成」をクリックします。
  3. 「フィールドの作成」ページの「名前」フィールドに、作成するフィールドの名前を入力します。たとえば、My Custom Fieldと入力します。
  4. 「タイプ」で、フィールド・データのタイプを選択します。
    • Stringタイプ: このフィールドには、小文字の任意のタイプのテキストが格納されます。たとえば、テキストKERNELKernelは両方ともkernelとして格納されます。テキストkernelの出現回数は、ログ・エクスプローラで2として表示されます。
    • String (Case Sensitive)タイプ: このフィールドには、テキストの元の大/小文字を保持して任意のタイプのテキストが格納されます。たとえば、テキストKERNELKernelは、どちらも元のケースに格納されます。ログ・エクスプローラでは、前述の各テキストの出現回数はそれぞれ1です。String型のフィールドを最大10個作成できます(大/小文字を区別)。
    • Floatタイプ: このフィールドは、小数点を含む数値を格納します。単精度32ビットIEEE 754浮動小数点値を含めることができます。
      • 指定できる最小値: 1.401298464324817E-45
      • 許可される最大値: 3.4028234663852886E38
    • Longタイプ: このフィールドは、非常に長い整数値を格納します。64ビットの符号付き2の補数整数値を含めることができます。
      • 指定できる最小値: -9223372036854775808
      • 許可される最大値: 9223372036854775807
    • Integerタイプ: このフィールドは、整数値を格納します。
    • Timestampタイプ: このフィールドは、標準フォーマットで時間ベース・フィールドを格納します。
  5. フィールドがログ・コンテンツの複数の値を保持できる場合、「複数値」チェック・ボックスを選択します。

    String型(大/小文字を区別)の複数値フィールドを最大5つ作成できます。

  6. 「説明」フィールドに、フィールドの説明を入力します。この説明は、「フィールド」ページでフィールドを識別する際に役立ちます。
これで、パーサー定義で新しいカスタム・フィールドを使用できます。パーサーの作成を参照してください。

カスタム・フィールドを使用してパーサーでログを収集した後、ログ・エクスプローラでフィルタおよび検索のためにそれを使用できます。固定された属性およびフィールドによるログのフィルタを参照してください。

フィールドを使用して、チャートおよびコントロールを介してログ・データをビジュアル化および分析することもできます。チャートおよびコントロールを使用したデータのビジュアル化を参照してください。