リンクでのディクショナリ・ルックアップの使用
クラスタと同様に、lookup
コマンドを使用してリンク結果に注釈を付けることができます。
OCI APIゲートウェイ・アクセス・ログのリンク結果について考えます。ディクショナリ・ルックアップを使用して様々なページの名前を指定するには:
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次の内容を含むCSVファイルを作成します:
Operator,Condition,Name CONTAINS,login,Login Page CONTAINS,index,Home Page CONTAINS ONE OF REGEXES,"[\.sh$,\.jar$]",Script Access
Page Access Typesという名前を使用して、これをディクショナリ・タイプ・ルックアップとしてインポートします。このルックアップには、各一致行から返すことができるNameという1つのフィールドが含まれます。ディクショナリ・ルックアップの作成を参照してください。
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リンクでディクショナリを使用します:
次のように、
link
の後にlookup
コマンドを追加します:'Log Source' = 'OCI API Gateway Access Logs' | link 'OPC Request ID' | stats unique(URI) as URI | lookup table = 'Page Access Types' select Name using URI
各行のURIフィールドの値は、Page Access Typesディクショナリで定義されているルールに対して評価されます。一致する各行からNameフィールドが返されます。
Nameフィールドには、ディクショナリの値が含まれます。URIが複数のフィールドに一致する場合は、Nameフィールドに複数の値が含まれることもあります。
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ディクショナリ・フィールドを使用してリンク・データを分析します:
Nameフィールドは、リンクの他のフィールドと同様に使用できます。たとえば、次の問合せは、Nameの有効な値でフィルタして、レスポンスのHTTPステータスに基づいて結果を分析します:
'Log Source' = 'OCI API Gateway Access Logs' | link 'OPC Request ID' | stats unique(URI) as URI, unique(Status) as Status | lookup table = 'Page Access Types' select Name using URI | where Name != null | classify Status, Name as 'Page Analysis'
この問合せでは、様々なページのHTTPステータスの分布を示す分析チャートが生成されます。結果のバブル・チャートでは、"Login Page, Home Page"、"Home Page, Script Access"、Home Page、Login PageおよびScript AccessなどのページがY軸に沿って、HTTPステータスがY軸に沿ってプロットされます。