リンクのビジュアライゼーション

リンクでは、リンク用に選択したフィールドに基づいてログ・ソース間で個々のログ・レコードを組み合せてグループ化することで、ログ・レコードの高度な分析を実行します。グループを分析するには、リンクに使用したものと同じフィールドを使用するか、例外的なパターンを監視して異常を検出するための追加フィールドを使用します。

linkコマンドは、様々なユースケースに使用できます。たとえば、ビジネス・アプリケーションの個々のログ・レコードをリンクして、ビジネス・トランザクションを合成できます。グループを使用して、Webアクセス・ログからユーザー・セッションを合成することもできます。これらのリンクされたレコードが生成されると、異常な動作を分析できます。この異常な動作の例には次が含まれます:

  • 実行に異常に長く時間がかかったり、失敗したりするビジネス・トランザクション。

  • 通常よりも大量のデータをダウンロードしているユーザー・セッション。

ノート

リンク機能を使用するには、ユーザーがログ・ソースについてよく理解している必要があります。リンク機能は、個々のログ・レコードを結合するために使用されるフィールドまたはフィールド・セットに依存します。ログ・レコードの意味のある関連付けを生成するには、ログ・レコードのリンクに使用できる関連フィールドを把握することが重要です。
例を使用して、高度な分析を実行するためのリンク機能の適用を理解するには、リンクを使用した詳細分析の実行セマンティク・クラスタリングの例およびリンクでのタイル・レイアウトの例を参照してください。次に、ユース・ケースで強調される機能を示します:
  • リンク・トレンド

  • 仮想フィールドを使用したチャートの生成

  • 分析フィールドとしてのSQL文の使用

  • 複数のフィールドとその値に対するチャートの生成

  • 第2レベルの集計

  • 時間分析

  • ナビゲーション・ファンクション

  • グループ表およびチャートでの通貨記号の使用

  • リンク内のタイルを使用したサマリー・データの表示