link
link
コマンドを使用して、ログ・レコードを上位レベルのビジネス・トランザクションにグループ化します。このコマンドは、次の詳細付きでリンク基準フィールドを返します:
トピック:
link
コマンドに関連する制限の一部を次に示します。
- 問合せに
link
コマンドが含まれている場合、コンソール、CLIまたはSDKを使用した問合せ検索または問合せエクスポートによって返されるグループの最大数は500です。ただし、リンク問合せ実行では最大100万個のグループを処理でき、
classify
コマンドを使用してデータをクラスタ化およびビジュアル化できます - linkコマンドに含めることができるフィールドの最大数は4です。timeがいずれかのフィールドの場合、最大制限は5です。
構文
link [<link_options>] <fieldName> [, <fieldName>), ...]
ここで、link_options
は、[includenulls = [true|false]] [includetrends = [true|false]] [span = <span>]
として展開できます。
パラメータ
次の表に、このコマンドで使用されるパラメータとその説明を示します。
パラメータ | 説明 |
---|---|
|
リンク基準フィールドがnullであるログ・レコードを結果に含める必要があるかどうかを示します。デフォルト値は |
|
結果にトレンド・データを含める必要があるかどうかを示します。デフォルト値は |
|
結果のヒストグラムに使用する時間の長さを設定します。 構文:
|
グループごとにlink
によって生成されるフィールド
link
コマンドは、グループごとに1行を生成します。グループは、入力キーの一意の組合せです。例:
link 'Host Name (Server)'
は、ホスト名ごとに1行を生成します。この場合、グループは一意のホスト名です。link 'Host Name (Server)', 'User Name'
は、ホスト名とユーザー名の一意の組合せごとに1行を生成します。この場合、グループは一意のホスト名とユーザー名の組合せです。
グループごとに次のフィールドが自動的に生成されます。
フィールド | 説明 |
---|---|
コレクション | データが維持されるコレクションの名前linkdetails コマンドとともに使用されます。
|
ID | コレクション内で一意のグループID |
数 | グループ内のログ・レコードの数。このUIでは、このフィールドをクリックしてログ・レコードを表示できます。次のオプションをそれぞれ使用して、[Shift]キーを押しながらクリックを使用してUIで1つ以上の行を選択して、すべてのログ・レコードを表示したり、ログ・レコードをクラスタ化することもできます。
|
開始時間 | グループ内のログ・レコードの最も古いタイムスタンプ |
終了時間 | グループ内のログ・レコードの最も新しいタイムスタンプ |
グループ期間 | グループ内のログ・レコードの期間。このフィールドはUIではデフォルトで非表示です。このフィールドを表示するには、「オプション」をクリックし、「列の非表示/表示」オプションを選択します。 |
また、すべてのグループに対して次のフィールドも生成されます。これらはUIでもデフォルトで非表示になり、「オプション」をクリックして「列の非表示/表示」を選択すると表示されます:
フィールド | 説明 |
---|---|
問合せ開始時間 | 時間セレクタを使用して選択した問合せの開始時間。問合せで明示的な時間範囲を指定して時間を上書きすると、その時間が使用されます。 |
問合せ終了時間 | 時間セレクタを使用して選択された問合せの終了時間。問合せで明示的な時間範囲を指定して時間を上書きすると、その時間が使用されます。 |
トレンド間隔 | link コマンドに対するspan パラメータで指定された間隔。これは、timestats およびその他のチャートに使用される間隔です。span が指定されていない場合、デフォルトが使用されます。
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トレンド間隔単位 | link コマンドに対するspan パラメータで指定された間隔の単位。
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一般的なシナリオでこのコマンドを使用する例は、次を参照してください:
次のコマンドは、トランザクションですべての致命的なログをグループ化します:
severity = fatal | link 'Transaction ID'
次のコマンドは、トランザクションですべての致命的なログをグループ化し、各グループ内のログ・レコードの平均経過時間を取得します:
severity = fatal | link 'Transaction ID' | stats avg('Elapsed Time (System)') as 'Average Elapsed Time'